厳冬期 阿弥陀岳南稜
- 投稿者
-
日下部 友哉
横浜西口店
- 日程
- 2020年02月28日 (金)~2020年02月28日 (金)
- メンバー
- 横浜西口店 高谷、日下部
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 舟山十字路(130分)立場岳(150分)P3ルンゼ入口(75)阿弥陀岳(105)御小屋山(60)舟山十字路
行動時間:8時間40分+休憩約1時間
- コース状況
- ・立場岳までは一般登山道。駐車場からゲートを越えて林道を歩き広河原沢取付点へ。登りの始まるところから凍結始まりそこそこ急登だったので序盤から12本爪アイゼン着用。
・P3ルンゼ入口へのトラバース、P4基部のトラバースが足場狭く緊張する。
・P3ルンゼはしっかり雪が付いていて登りやすかったが念のためダブルアックスで登りました。
・御小屋尾根の始めは急で少々岩が出ているのでアイゼン引っかけないよう注意。標高が下がってきて日の当たるところは雪が腐っていた。
■気温
5:00 舟山十字路 -10℃
11:50 阿弥陀山頂 -10℃
■アクセス
マイカー:舟山十字路に駐車
林道入口から駐車場まで少量の雪あり。凍結はあまりしてなかった模様。FFスタッドレスで駐車場まで問題なく到着。
- 難易度
感想コメント
雪山初バリエーションルートに挑戦。冬季バリエーションルートの入門でも有名な阿弥陀岳南稜へ。高気圧に覆われ晴れて安定しそうな最高の天気図。久々に晴れの雪山は胸高鳴ります。先行パーティーもありトレースを利用させていただきました。立場岳の尾根に上がるのも、立場岳へもなかなかの急登です。石楠花の木がなかなか邪魔をしてくれピッケルなどザックに外付けしてるものに引っかかります。途中振り返ると北アルプスが美しいモルゲンロートに。これが見れただけでも来て良かった。立場岳で小休止してエネルギー補給とウェア調整。青ナギからは阿弥陀岳南稜がドカーンっと見え感動しました。無名峰でストックをピッケルに持ち替え、ハーネス・ヘルメット装着。P1、P2と左から巻いて行きます。右手には赤岳、後方に富士山と権現岳、南アルプス。P3も左から巻くのでトラバースして行きます。P3ルンゼ入口手前の少し広いところでロープを繋ぎ、ルンゼ入口へのトラバースもなかなか足場が狭く緊張します。P3ルンゼは先輩にリードしていただき、念のためダブルアックスで登りました。見上げるような壁を登るのは久々。アイゼンもピッケルもしっかり刺さり安心感はあり、1ピッチ目が終わったところで見下ろしましたがなかなかの高度感。そして2ピッチ目を登り無事P3終了。あとは目の前に大きくなったP4と阿弥陀岳山頂へ。まだまだ気を抜かずに行きましょう。P4のトラバースがなかなかいやらしい岩場で緊張しました。ここが一番の核心部だったかなという印象。あとは岩場を抜けて阿弥陀岳山頂に無事登頂しました♪少々雲が出てきましたが八ヶ岳が全て見え、富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、北アルプスなどなど多くの山々が見えました♪こんな天気が良い時に登れて幸せです。
御小屋尾根もなかなか急なので気を抜かないように下山します。樹林帯に入ると雪がグズグズになってきて少し歩きづらかったです。ピッケルからストックに持ち替えて船山十字路まで。
ここ最近簡単な雪山しか歩いてなかったので久々に痺れました。またこんな山行に挑戦したいです。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。