春の立山 奥大日岳と別山・真砂岳

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投稿者
日下部 友哉
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日程
2025年04月21日 (月)~2025年04月22日 (火)
メンバー
他1人
天候
晴れ
コースタイム
◼︎1日目
室堂(40)雷鳥沢キャンプ場(35)新室堂乗越(30)室堂乗越(120)奥大日岳(110)雷鳥沢キャンプ場
・行動時間:5時間35分
・累積標高:+719,-869m
・歩行距離:8.2km

◼︎ 2日目
雷鳥沢キャンプ場(115)剱御前小屋(45)別山(60)真砂岳(65)雷鳥沢キャンプ場(55)室堂
・行動時間:5時間40分
・累積標高:+1042,-885m
・歩行距離:8.1km
コース状況
・立山アルペンルートは観光客も多く混雑。
・奥大日岳周辺はクラックが多くなっているので雪庇も含め足元注意。
・剱御前小屋〜別山〜真砂岳の稜線は雪が少ない。
・紫外線がとても強いのでしっかり紫外線対策を。
難易度
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感想コメント

久々に春の立山でテント泊。

■1日目
1日目は雷鳥沢キャンプ場でテントを張ってから奥大日岳へ。キャンプ場はトイレや水場も使えるようになっていました。そこそこテントの数はあります。予想よりも気温が高く雪に足を取られます。さらに久々の登山過ぎてペースは上がらず。奥大日岳は雪庇がすごいですね。クラックも結構見えるので雪庇に寄り過ぎないよう注意です。称名川の谷具合が圧巻です。奥大日岳最高地点手前の斜面で雷鳥夫婦に出会えました♪思った以上に遠かった奥大日岳。いつもとは違う角度から見る剱岳に、日本海は雲海の中と素晴らしい景色でした。テント場へ戻ります。

夕方になるとさすがに冷えてきてビールが進みません。。。夕食は鍋を食べて就寝。日を跨いだ辺りで一旦起床したら満天の星空。

■2日目
2日目は別山に登り、真砂岳まで稜線歩き。ピッケルを使うほどではないですがそこそこ急な雷鳥沢脇の尾根を登ります。稜線近くなって振り返ると一ノ越辺りから槍ヶ岳がお目見え。そして剱御前小屋に着くと目の前には圧巻の剱岳。剱岳を見ながら別山へ。さすがに稜線は風が強くアルパインジャケット着用。次は後立山連峰、室堂周辺を見ながら真砂岳へ。剱御前小屋〜別山〜真砂岳の稜線は夏道が出ているところが多く、アイゼンが不要な場面も。富士ノ折立には登らず、大走りで雷鳥沢キャンプ場へ下ります。上部は雪が緩くて踏み抜きやすかったですが、中〜下部は踏み抜くほどではなかったのであっという間に降りてこれました。ただキャンプ場まで戻る平地が踏み抜きばかりで疲れました。

ちょっとコーヒーや軽食をとって、テント撤収。そして雷鳥荘へ向けて登らなくては。。。帰りもみくりが池温泉近くで雷鳥に出会えました。

久々の登山・テント泊でしたがやっぱり立山の景色は素晴らしいですね。何度でも見たい景色です。厳冬期の雪山登山よりも天候も安定して登りやすい残雪期の雪山登山に装備を揃えてチャレンジしてみては?


■装備
-レイヤリング-
トップス:
①MILLET/DRYNAMIC MESH NS CREW
②メリノ150フーディ
③Octa使用のアクティブインサレーション
④アルパインジャケット
基本は①②③。2日目の剱御前小屋~別山~真砂岳は風が強かったので①②③④着用。

ボトムス:
①fintrack/DRYLAYER WARM タイツ ※今回の気温では暑かった
②fintrack/フロウラップパンツ(旧モデル)

グローブ:
①finetrack/メリノスピングローブ
②GORE Windstopper使用のグローブ
基本①。風があって寒いところは①②。

-ギア-
バックパック:60Lバックパック
サブバッグ:BlackDiamond/DISTANCE 22
シューズ:LA SPORTIVA/NEPAL CUBE GTX
ゲイター:SEA TO SUMMIT/ALPINE GAITER
アイゼン:PETZL/VASAK LLU
ピッケル:PETZL/SUMMIT
ポール:LEKI/BlackSeries Micro Vario Carbon(旧モデル)
スコップ:BlackDiamond/TRANSFER LT
プローブ:ORTOVOX/240 ALU LIGHT QAS
ビーコン:PIEPS/DSP SPORT(旧モデル)
ヘッドライト:①PETZL/ACTIC CORE(旧モデル)②milestone/MS-G2

・TENT & SLEEPING GEAR
インサレーション:MountainEquipment/CloudDuvet & PowderPant
シュラフ:Nanga/UDD 300 HD(旧モデル)
シュラフカバー:isuka/GORE-TEX INFINIUM Sleepingbag Cover Ultra Light Wide
マット:EXPED/Synmat HL Winter M(旧モデル)
テント:PuroMonte/VB-22Z
ペグ:MSR/Blizzard Stakes×5本

・COOK WEAR
バーナー:SOTO/WINDMASTER SOD-310
クッカー:
①Trangia/Mini Set + EVERNEW/NABETSUCAM
②EVERNEW/Ti 570FD Cup
テーブル:ANOBA/UL SoloTable punch
保温ボトル:THERMOS/山専ボトル900ml
ウォーターストレージ:EVERNEW/Water Bag 2L

■当日天気図:【気象庁 過去の天気図】参照

2025年4月21日12時


2025年4月22日9時

フォトギャラリー

春立山テント泊

みくりが池見え始め!

雷鳥沢キャンプ場へ

テントを張ったら奥大日岳へ

かなりクラックもできてますね

称名川の谷具合が圧巻

雷鳥夫婦に遭遇!

雪庇近くは要注意

奥大日岳ピークはまだ先

奥大日岳山頂から剱岳

夕暮れ

夜中は満天の星空

2日目は別山へ

なかなか急です

奥大日岳をバックに

剱御前小屋を過ぎて別山へ 稜線の雪が少ない

別山から剱岳

真砂岳へ ここはほぼ夏道

真砂岳到着 後立山連峰もよく見えます

大走りで下ります

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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