瑞牆　十一面岩末端壁　「調和の幻想」

　
末端壁は瑞牆の中で一番足を運んだエリアですが、マルチピッチのルートである「調和の幻想」はなんだかんだ登ったことが無かったので行ってきました。
　
　

１P目　5.9+　フォロー
末端壁に来たらいつもアップで登っている１P目。
もっと楽なムーブがあるだろうな...とか思いながらフレークをガシガシと登っていきます。
　
　
２ｐ目　5.8　リード
出だしは少し力がいりますが、スラブに乗ればあとは簡単。
スラブ面は濡れている事が多いです。最後は左にトラバースするのでプロテクションの位置に注意です。

　
３ｐ目　5.9　フォロー
カンテ状をフェイスムーブで登っていきます。細かいサイズのカムがあると便利です。
　
　
４ｐ目　5.10a　リード
木登りしてからスラブのダイクに立ちこみボルトにクリップします。
そこまで結構高さがあるので、木にスリングを巻いてプロテクションにします。

スラブ右端のフレークを登るのが一般的ですが、スラブ直登も出来そうです。

その後はコーナーを登り、ハング下を左に抜けてテラスへ。

　
　
５ｐ目　5.9　フォロー
クラックをあまりやらない知人から「魂を抜かれた」とよく聞いた５ｐ目。

大きなフレークが青空の向こう側まで続いているような素晴らしいピッチです。
出だしにハンドサイズ、途中に６番が取れますがその後ランナウトします。ムーブは簡単です。
　
フレークを抜けるとノーハンドレストが出来ますが、その後のオフウィズスは短いながら基本的なワイド登りになりますので、ワイドに慣れていないと厳しく感じるかも知れません。
（リードしたパートナーは5.13クライマーですが、ワイドクラックの経験が少なく悶絶しておりました）
　
　
オフウィズスを抜ければあとは簡単なクライミングで終了点まで。
　

ここまで来ると景色もよく、高度感を楽しみながらビレイ出来ます。
　
　
　
　

　
　
グレードは低いながらも決して初心者向きではないルートですが、中級者の方にはぜひ登ってもらいたいオススメのルートです！