鈴鹿南部縦走➃御所平と鹿の楽園周回

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2020年11月05日 (木)~2020年11月05日 (木)
メンバー
イオンモール各務原店 本田康之
天候
快晴
コースタイム
黒滝公民館(38分)能登ヶ峰(20分)鹿の楽園(22分)第二鹿の楽園(18分)P758(30分)カタコシ峠(3分)田村川(15分)仙ヶ岳登山口(40分)主稜線(10分)小社峠(21分)仙ヶ岳(32分)ヨコネ(23分)御所平(8分)ミズナシ(7分)家老平(10分)大岩(4分)舟石(10分)ベンケイ(32分)惣王神社(5分)黒滝公民館
コース状況
アプローチ
・公共交通機関はJR貴生川駅から甲賀市コミュ二ティーバスがあります(本数は少ない)
・マイカーは国道1号猪鼻から県道507号、黒滝口から黒滝へ

➀黒滝公民館・惣王神社共に駐車ができます。惣王神社にはトイレがあります。
②能登ヶ峰までは展望がない植林の道です
➂能登ヶ峰からしばらくで鹿の楽園ですが、アセビの木とすすきで行く手も阻まれます。
まずは歩けそうなところを進みながら赤いマーキングを見つけて進みます。基本、右斜面は崖ですのであまり近づかないように。
➃鹿の楽園を過ぎると、低い木が道を覆ってきて、これもうまく迂回しながらマーキングを外さないように進みます
➄P758は登山道はトラバースで巻いていますが稜線にも道があり、黄色の山頂を示すテープがあります。現在地がわかりにくい箇所なのでピークを踏んでおいてもいいかと思います。なお、このピークから激下りになります。
➅下りきったら今度は根っこ混じりのヤセ尾根がしばらく続きます
➆カタコシ峠には標識があります
➇田村川の渡渉は砂防ダム上なのであまり水はありません。渡りきったら、林道が上にありますので這い上がります
➈仙ヶ岳登山口には標識がありますが、出だしが厄介です
➉仙ヶ岳へ向かうこの道はとにかくヤセ尾根の急登で、途中、ロープもあります
⑪縦走路の途中にでますが、下る時は標識なくわかりにくいと思います
⑫仙ヶ岳まではヤセ尾根のような登山道でスリップ注意です
⑬仙ヶ岳は双子峰で、東峰や仙の石をピストンしてもそれほど時間はかかりません
⑭ヨコネ・ミズナシ共に亀山7の標識しか見当たりませんでした
⑮御所平はピークのような上がりきった箇所です
⑯御所平から下った峠の家老平は鹿の楽園のようにきれいな空間ですので少し道を外して歩いて見てください
⑰ミズナシから方向が変わり、アセビのヤブを進みますが、わかりずらいです
⑱舟石からすぐにベンケイの分岐です
⑲ベンケイからヤセ尾根が続き、637Pあたりから壊れた鹿避けネット沿いに進みますが、マーキングが薄い部分や植林のマーキングも混ざり、注意
⑳最後、惣王神社に下り箇所が急です
㉑立ち寄り湯は甲賀温泉やっぽんぽんの湯が平日1260円・休日1560円
(12:00(土日祝は11:00)~22:00:無休)
難易度
Google Map
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感想コメント

2018年・2019年と晩秋の時期に鈴鹿南部をぶつ切りで縦走していますが、今回は残った舟石~仙ヶ岳間を含めた山行で、今日で水沢峠から南は繋がります。
仙ヶ岳も今回で3回目になりますが、この仙ヶ岳から南に進むと御所平という気になる平原があり、以前遠くから見たときはそこだけ開けた異空間に見えました。また、隣の能登ヶ峰の稜線沿いにある鹿の楽園というのも気になります。
今回はこの2つを周回するコースを歩きました。
能登ヶ峰(のとがみね・759m)は仙ヶ岳の西にあり、鈴鹿の主稜線から田村川を挟んだ対岸の支脈で、この支脈は横谷山・サクラグチとU字型に繋がることからこちらとセットにする方が多いと思います。
仙ヶ岳(せんがたけ・961m)は近畿百名山の一つで、鈴鹿でも三重県最南部に当たります。東西の双子峰で北側から見ると、鹿島槍ヶ岳みたいな秀峰さが伺えます。三重県側の東峰近くにこの山の由来とされる仙ノ石と呼ばれる奇岩があり、この山の風景を代表しています。
この2つの尾根の間には田村川が流れていて、一旦、稜線から下って、田村川を渡渉して、また尾根にあがる必要がありますが、能登ヶ峰⇒鹿の楽園⇒カタコシ峠⇒田村川⇒仙ヶ岳⇒御所平⇒舟石⇒ベンケイの順に回るのが少し楽に感じて、計画しました。
黒滝集落~能登ヶ峰までは実線、鹿の楽園までは破線、その先は道がないことになっています。標識の行き先も「鹿の楽園」とあります。能登ヶ峰までは樹林帯のきれいな道でしたが、その先はだんだん怪しくなります。本日の第一ポイント・鹿の楽園は春先に来るとおそらく奈良の若草山のような草原で、人間にとっても楽園のような風景が広がるはずですが、今の時期は背の高いすすきで覆われ、それは違う意味できれいな場所です。しかし、こあたり一帯は背の高いアセビの木で覆われ、どこが登山道なのか分からず、なんとか赤テープを頼りに田村川側は崖になっているので注意しながら、進みます。その先はさらに背の低い木のジャングル地帯で696Pあたりで田村川へ下るルート起点がわからず。
ジャングル地帯を抜けて道が多少、よくなり、758Pまで来ると、今度は地図ではそんな風に見えない激下りがあり、ここを登るのが嫌なので先回りにしたのもあります。この激下りは何か落とすと、完全に下まで行きそうな傾斜で先が見えません。さらにこの先はヤセ尾根と変化に富み、あっという間にカタコシ峠に到着、田村川への下降も問題なし。
田村川沿いの林道から見ると、歩いてきた尾根の中腹は紅葉がちょうど見頃でした。
今度は鈴鹿主稜線まで登ることになりますが、標識や登山道ははっきりしていますが、さすが鈴鹿の破線ルートでまたもやヤセ尾根の急登が待っていました。短いながらもよくアップダウンするので体力が奪われていきます。ようやく主稜線に辿り着くも、状況は変わらず。このあたりはヤセ尾根地帯で、ずっと同じような道を歩いているような錯覚を感じます。その変わり、小社峠前後の稜線は紅葉が見頃で目そ楽しませてくれました。
仙ヶ岳の山肌も紅葉樹で覆われ、なかなかきれいに染まっています。山頂からは今から向かう御所平が見えますが、対岸の仙ヶ岳南尾根に比べると本当になだらかな稜線で、確かに行ってみたくなる風景です。念願の御所平ですが、先程の鹿の楽園に似た感じでやはりアセビの木がポツポツ生えるだけの砂地地形で変わった空間で、もしかしたら笹で覆われていたのが鹿に食べ付くされたのかもしれません。それでも遠くになった仙ヶ岳の双子峰をバックにいい風景です。ここから舟石まではそれほど時間がかからず、舟石は見覚えがありました。舟石からはベンケイに向けて、進みますがまた破線ルートで主稜線と違い、またもや道がよくないです。ベンケイからは特に長い尾根で下りだけでなく登り返しもあり、マーキングもわかりづらい箇所もあります。潰れた鹿よけネットを交差しながら、最後は杉の植林帯を急下降して、黒滝の集落に降り立ちました。
長い縦走でしたが、とにかくヤセ尾根の多いルートで同じ道なら、やはり逆コースは心が折れると思います。

フォトギャラリー

仙ヶ岳から御所平方面

黒滝の能登ヶ峰登山口

樹林帯の急坂です

能登ヶ峰759m

ススキこき・・・

鹿の楽園

本日一番の紅葉

第二鹿の楽園から見る鈴鹿主稜線

田村川渡渉

今まで歩いてきた稜線は紅葉真っ盛り

田村川の仙ヶ岳登山口

もうこんなヤセ尾根ばかり

仙ヶ岳から宮指路岳方面

ヨコネから朝から歩いてきた能登ヶ峰の稜線

アセビ地帯

御所平から仙ヶ岳

一番向こうのミズナシまで歩きます

家老平

舟石から伊勢湾

ベンケイ下部は鹿よけネットで迷いやすい

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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