断崖の尾籠岩山と急登の三ツ瀬明神山
- 投稿者
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本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2025年04月25日 (金)~2025年04月25日 (金)
- メンバー
- イオンモール各務原店 本田
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 生活改善センター(2分)岩山登山口(38分)岩山(2分)展望所(7分)明神・岩山分岐(70分)三ツ瀬明神山(32分)明神林道出合(20分)白岩山登山口(16分)白岩山(35分)白岩山・明神山分岐(30分)生活改善センター
- コース状況
- アプローチ
・公共交通機関はありません
・車利用は国道151号東栄町日向より尾籠方面へ進み、終点へ
①集落の終点・生活改善センターに駐車できます。ここにマップとヒル除けの塩が置いてあります。登山口はここから道路を30m程戻った右手3軒目に標識あり
②登山口からしばらくで今回、唯一ヒルがでました
③岩山・明神山分岐に標識がある
④分岐からは途中からヤセ尾根になり、両側が切れ落ちていますが、樹林で覆われているので、危険さはない。途中、のぞき岩から崖の様子を見れますが、危険です
⑤岩山山頂直下に行者様・弘法様があり、山頂からさらに南東に尾根を進むと明神山展望所、さらに弘法の湧き水があります
⑥岩山・明神山を明神山方面へ進み、トラバースすると主尾根に合流
⑦途中、白岩山の分岐はマーキングがありますが、わかりにくい
⑧最低鞍部約620mまでは広めの尾根が続くものの、そこから3段に渡って岩場混じりの急登のヤセ尾根が続き、最後に傾斜がきつい鉄階段が出てきます
⑨山頂には展望台があり、遠く南アルプスが見えます
⑩白岩山へ方面へ進む登山道で今回、使用したのは明神山から下り、梯子場の手前にある分岐です。ここにはマーキングがありますが、わかりにくいです。なお、下部で沢沿いに下りますが、マーキングをたどって行きますが、荒れていてやはりわかりにくいです。
最後は明神林道に出ます
⑪明神林道から最低鞍部620mまで進む登山道にはマーキングがありました
⑫白岩山登山口には標識があります
⑬白岩山へは短いですが急登が続きます
⑭白岩山の展望はありません
⑮白岩山~主稜線のルートはマーキングはありはっきりしていますが、アップダウンが結構あり消耗します
⑯主稜線まで最後がまだ急坂です。主稜線分岐にマーキングはありますが、とてもわかりづらく、上から見た時にここを下るのかと問いかけたくなる尾根です
⑰立ち寄り湯は東栄温泉花祭りの湯が700円(水曜休み 10:00~21:00)
- 難易度
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感想コメント
三ツ瀬明神山(みつせみょうじんやま・1016m)は近くの平山明神山と区別して地名をいれていますが、こちらは設楽山地の主峰。南側・乳岩峡の乳岩は標高約670mの岩山で、国指定の天然記念物になっていますが、乳岩登山道の途中には「鬼岩」という岩場があり、クライマーが多く集まります。この乳岩峡から登ると鎖・梯子の連続で愛知県の山として間違いなく最も難易度が高い山になります。
乳岩峡・栃の木沢・直登尾根と登って来た三ツ瀬明神山ですが、今回は東栄町側から登ります。今回の目的はその末端部分の尾籠岩山です。
尾籠岩山(おろういわやま・710m)はわずか8軒の限界集落「尾籠」の南西にそびえる断崖絶壁の山で毎年4月15日には山頂に祀られている山岳修験の祖である行者様と弘法様を目指して登る「尾籠岩山のお祭り」が行われます。「尾籠」集落には桃源郷という花園があり、早春には桜・花桃やミツマタが見られ、よく整備されています。今回はどちらも時期外れですが、なんとなく雰囲気は想像できます。また、登山者向けに駐車場が開放されていて、イラストマップやヒル除け対策の塩まで用意されていて、ありがたいです。
尾籠岩山までは1時間程度ですが、麓から見る山の姿ほどは厳しくなく、明神山との分岐からは確かに両側が切れ落ちた断崖でヤセ尾根のような感じになっているものの、樹林帯で囲まれているので怖さはありません。途中ののぞき岩からふこの断崖上に立てますが、登山口の集落が見え、結構登って来たのが実感できます。またこの辺りはアカヤシオやヒカゲツツジの群生があるようですが、散っていました。もうすぐしたらシャクナゲが開花すると思われますが、そっちのの方が知られていますね。
山頂から少し進めば、乳岩側から見るのとは違い、三ツ瀬明神山のかっこいい姿が拝めれます(今回はこの先の湧き水はパスしました)。
分岐から今度は明神山へ向かいますが、だんだん細い尾根に変わり、ヤセ尾根のような感じのとこが多くなります。そして、最低鞍部までくると、長い長い急登が待ち受けていて、最後に80度くらいのハシゴ場が出てきます。さすが三ツ瀬明神山でここは心が折れそうなくらいの急登で、今日のハイライトになりました。この尾根にはアカヤシオの花びらが大量に落ちていて、風で数日前に散ったようです。咲いていても高すぎて、また東側が断崖なので撮影できないような場所にあり、残念です。
ここをあがるとようやく見覚えのある山頂展望台がいきなり現れました。残念ながら今日も高曇りでアルプスは見えずなので撮影したらすぐに下ります。地図を見ながら、白岩山分岐を見つけ、下っていきます。この登山道は踏跡、マーキングはありますが、荒れ気味で、下部は沢沿いなので被害はなかったですがヒルがいそうなとこです。足早に下りきり、明神林道に出て、白岩山登山口まで進みます。主稜線側からの登山道には表記はないですが、林道には登山口の看板があり、安心します。
白岩山自体はかわいい看板がありますが、登山道は優しくなく、特に主稜線に向かう尾根は明神山の登山道と同じような感じで岩混じりのアップダウンが続きます。また最後の主稜線に向かう登りはかなり急で、逆からくるとここが登山道なのか疑うでしょう。
主稜線まで戻ると往路下山ですが、意外に早く下山できました。
本日の服装(春の低山)
①ウエアー
インナーは(アイスブレーカー)半袖Tシャツ
ボトムスは(ミロ)3シーズンパンツ
②ギア
登山靴は(サレワ)「マウンテントレーナーGTX」、ザックは(カンプ)30㍑、
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。