ひとりでトコトコ山行脚 雪彦山(兵庫県 915.2m)編
- 投稿者
-
渡部 嘉章
グランフロント大阪店
- 日程
- 2021年04月23日 (金)~
- メンバー
- グランフロント大阪店 渡部
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 駐車場>18分>展望岩>23分>出雲岩>27分>大天井岳>27分>地蔵岳>25分>虹ヶ滝>28分>新下山道分岐(尾根側)>20分>雪彦山三角点峰>15分>鉾立山>7分>ジャンクションピーク>50分>虹ヶ滝>13分>大曲>25分>駐車場
- コース状況
- ・駐車場~大天井岳は急な登りが続く上、山頂手前は鎖場なども多い為、注意して下さい。
・大天井岳~雪彦山三角点~ジャンクションピークは歩きやすいコースで、整備もしっかりされています。
・大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝のエリアは、鎖場や急な岩場が多く、しかも長いので、初心者にはおすすめしません。また、地蔵岳頂上への往復は鎖もないのでクライミングの要素も含まれます。安易に登らないよう注意して下さい。
・ジャンクションピーク~虹ヶ滝~駐車場間は整備されており、歩きやすい部分が殆どですが、滝が現れる辺りから足元が濡れていたり、渡渉箇所もありますので、足元には十分注意して下さい。
・お手洗いは駐車場付近に有ります。
- 難易度
感想コメント
・ずっと行ってみたかった山の一つであり、未踏破の「関西100名山」である雪彦山。やっと機会を得たので登りに行ってみました。
・朝7時前に着いたので、駐車場には1番乗りでした。準備を整え出発。今回は大天井岳へ向かうコースから入ります。
・のっけから急な登りが続きます。気温が低い為、大汗をかかずに済んでいるのが有り難い。展望岩まで来ると雪彦山の岩峰が見え、気分が上がってきます!
・行者場跡の平坦な部分以外はまた急な登りになります。頂上に近づくほど岩場が増えてきます。「出雲岩」は迫力が有ります!
・更に進むと「覗き岩」や「馬の背」等が現れ、鎖場も出てきます。鎖を用いなくても登れますが、3点確保をしっかり意識して登ってください。中々楽しいコースです。
・まず1つ目のピーク、大天井岳に到着。祠のある山頂からは播州の山並みがバッチリ望めます。ここまでで大体1時間くらいですので、展望を楽しみながらゆっくり休憩していくのがオススメです。
・次に雪彦山の三角点峰に向かう予定でしたが、アケボノツツジが咲く所にある指標に「地蔵岳⇒」の文字を発見し、方向転換。下山ルートですが地蔵岳に向かう事にしました。余力が有るうちに行っとくのが正解かと。
・地蔵岳へは強烈な下りが待っていました。「一般コース」と「上級者コース」が有りますが、ここは「一般コース」で下ります。それでも急な岩場 鎖場が連続しますので気は抜けません!岩の感触を楽しみながら下りきると上級者コースと合流します。ここから上級者コースを見上げると圧巻の鎖場です!!今度挑戦してみます。
・鎖場から地蔵岳までは近いです。地蔵岳への看板には「あぶない、あぶないで!」と有ります。実際、地蔵岳への登下降には鎖もないのでクライミング的要素が含まれます。特に下りは注意して下さい。安易なチャレンジも初心者の方は控えた方がいいかもです。
・地蔵岳の頂上からもいい展望が望めます。正面に岩峰群を見ると「すげぇ~!」と感じるかと思います。展望に満足して慎重に下ります。
・地蔵岳からも急な下りが続きます。沢の音が聞こえて来たら虹ヶ滝は近いです。2条の流れが落ちる滝は一気に今までの雰囲気を変え、涼やかな光景に花と涼風、癒されます。
・虹ヶ滝からオチフジやヤマルリソウを愛でながら進むと「新下山道」との分岐に着きます。個人的にはここの渓相がすごく気に入りました!休憩にもオススメです!!段々に流れ落ちる沢の様は周りの風景とも相まってすごくいい感じでした!
・新下山道は急な上り坂ですが、先程下ってきたコースと比べると岩場が少なく、危険度は低いコースです。ゆっくり登って行きましょう。尾根に出合うと大体大天井岳と雪彦山三角点峰との中間点位です。
・尾根歩きはなだらかで歩きやすいコースです。コースも分かりやすいので気分よく歩けます。分岐から約20分で三角点峰に着きます。ここは展望は得られませんが、お腹が空いたので、ちょっと休憩。
・次に「通称 鉾立山」に向かいます。なぜ「通称」なのかは謎です・・・。緩やかな登りがあり、前方に看板が見えるスペースが出てくると鉾立山に着きます。ここでは展望が得られますが、先に進みます。この山が雪彦山の最高点になります。
・先に進むとジャンクションピークを経て下山ルートに入って行きます。途中、展望の良いポイントが有ります。この下に林道(延伸中)の終点が有り、ここから樹林帯に入ります。
・下って行くと細い沢が有り、何度か渡渉(というのは大袈裟かも)があり、いくつかの小さな沢が合流して沢の幅が広くなっていきます。雰囲気が良く、沢が大きくなっていく感じが見て歩けるので面白いです。
・沢は滑滝があったり、小滝が有ったりして眺めながら歩くのが楽しい!そして紅ヶ滝の手前にある大好きなポイント(新下山道分岐)に到着します。再度、写真を撮って満足してから紅ヶ滝へ。この間は急な岩場の下りになりますが、結構足元に花が咲いているので、ゆっくり花を愛でながら注意して下ります。
・紅ヶ滝から大曲を経て登山口へ。大曲の少し先までは整備された登山道なので「あぁ~、終わりかぁ。」と思いましたが、その先で沢に出合い、もう一回目を楽しませてくれます。前方に柵が見えるとほぼ終了です。
・柵の先には格子枠砂防ダムがあり、異様な風景を醸し出しています(何か御在所岳でも似たようなものがあった気がする)。ここを過ぎると登山口は目の前です。
・結構汗をかいたので、少し車で走って「秘湯 雪彦温泉」に浸かって汗を流します。少し温めの気持ちい温泉。オススメです!
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。