針ノ木周回テント泊 雪渓と稜線歩き 1日目(北アルプス)
- 投稿者
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日下部 友哉
さいか屋横須賀店
- 日程
- 2021年07月20日 (火)~2021年07月21日 (水)
- メンバー
- 単独
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- ■1日目 行動時間:6時間30分+休憩
柏原新道入口駐車場(10)扇沢(55)大沢小屋(160)針ノ木小屋(60)蓮華岳(45)針ノ木小屋
・累積標高: 1513m、-325m
・歩行距離:9km
■2日目 行動時間:7時間5分+休憩
針ノ木小屋(45)針ノ木岳(30)スバリ岳(80)赤沢岳(45)鳴沢岳(25)新越山荘(40)岩小屋沢岳(65)種池山荘(60)ケルン(35)柏原新道入口駐車場
・累積標高: 901m、-2082m
・歩行距離:13.9km
- コース状況
- ・針ノ木雪渓は軽アイゼン等あると歩きやすい。雪渓は落石が多いのでヘルメットもあると尚良し。
■山小屋
針ノ木小屋 テント予約不要
種池山荘付近 熊出没情報あり
■気温
6:30 駐車場 20℃
10:35 針ノ木小屋 20℃
19:15 針ノ木小屋テント場 15℃
- 難易度
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感想コメント
夏山一発目は針ノ木岳・蓮華岳のリベンジへ。1日目は針ノ木雪渓を上がり、蓮華岳へ登って針ノ木小屋でテント泊。2日目は針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、岩沢小屋岳を経て柏原新道で下山する周回プラン。
何年か前に針ノ木峠(小屋)に来ましたが、生憎の天気で山頂も踏まず下山しました。今回はバッチリ晴れ予報。
■1日目
まずは扇沢から白馬大雪渓よりも急な針ノ木雪渓を目指します。扇沢から初めは歩きやすい道をスタスタ歩いて大沢小屋へ(2021年シーズンは休業)。小屋を過ぎて斜面をトラバースするようになって雪渓が見えてきて、少し岩場になると雪渓尻はもうすぐそこ。少々歩きづらいので歩行注意です。
足元は靴底の柔らかいアプローチシューズなので念のためアイゼン、ヘルメット装着。ストックもあると歩きやすいですね。今回はペツル/レオパードのテストがてら。雪渓は風が吹くと涼しくて良いですね。それにしても今日は暑いです。針ノ木雪渓は急なのと紫外線の強さで疲れます。雪渓が途切れ、夏道に。と思ったらパトロールの方がいて滑落遭難があったようです。下りは特に注意ですね。針ノ木峠手前もなかなかに急でつづら折りに登ります。振り返ると明日歩く稜線が見えてきました。やっと針ノ木峠に到着!小屋はすぐそこ。以前来た時は何も見えなかったので、こんな景色が良いとは。槍穂高に裏銀座が見えました♫まずはテントの受付をして、テント設営。まだ先着者は多くないので場所も選べました。
準備を整え、蓮華岳へ。登ると段々と砂礫になってきてコマクサがちらほらと。念願の再会、やっぱり可愛いですね♫道の両脇にいっぱい咲いています。他にもクモマスミレ、チングルマやコイワカガミ、アオノツガザクラ、ツガザクラ、タカネヤハズハハコ、ミネズオウ、ツマトリソウ、イワベンケイ、タカネツメクサ、タテヤマリンドウ、ヨツバシオガマなど。振り返ると針ノ木岳・スバリ岳越しに立山・剱岳が見えます♫残雪もあって美しい♫右側には表銀座、裏銀座、薬師岳などなど見えました。蓮華岳は展望も良いし、コマクサなど高山植物もいっぱいでなかなか良い山ですね♫景色と高山植物を堪能したので針ノ木小屋に戻ります。
テントに戻ってきて、針ノ木小屋で生ビールと針ノ木ラーメンを!汗かいて疲れた体に染み渡ります〜♫またテントに戻ってちょっと昼寝を。ただなかなか日差しが暑くて、テントの中も温度が高い…しばらく昼寝をしていたらテント場はいっぱいになっていました。
16時くらいになると気温が少し下がってきて風もちょっと出てきて過ごしやすくなりました。簡単に夕飯を作って、夕景に備えてスタンバイ。雲が降りてきてしまって景色はあまり見えず…ちょっとだけ針ノ木岳方面に登って燃ゆる稜線を眺めました。
左上:タテヤマウツボグサ 左中:オオバギボウシ 左下:ニッコウキスゲ 右上:ミヤマダイコンソウ 右中:コケモモ 右下:ハクサンシャクナゲ
左上:クモマスミレ 左中:タカネヤハズハハコ 左下:ツガザクラ 右上:ツマトリソウ 右下:アオノツガザクラ
左上:タカネツメクサ 左中:タテヤマリンドウ 左下:チングルマの穂 右上:ゴゼンタチバナ 右下:ヨツバシオガマ
■レイヤリング
Tops:
①メリノ半袖 AMPLIFY SS CREWE
②Rab/Pulse Hoody:就寝時着用、2日目の朝一
③アクティブインサレーション:就寝時着用
Bottoms:
karrimor/3D Taperd Pants
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。