東海 花の山(75) ワタスゲとニッコウキスゲ咲く日本三百名山・白木峰

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2022年06月28日 (火)~2022年06月28日 (火)
メンバー
イオンモール各務原店 本田康之
他1名
天候
快晴
コースタイム
大長谷第四発電所取水堰(62分)池塘(10分)小白木峰(76分)太子堂(7分)白木峰(25分)浮島(30分)白木峰(6分)太子堂(60分)小白木峰(34分)大長谷第四発電所取水堰
コース状況
アプローチ
・公共交通機関はJR越中八尾駅から大長谷温泉まで八尾コミュニティーバスが1日2本あり
・マイカーは国道471472号沿い、大長谷第四発電所取水堰が目印

①大長谷第四発電所取水堰対岸の国道沿いの路肩に駐車可能
②大長谷第四発電所取水堰の施設トンネルを通り、堰堤の階段を乗り越えると支沢がでてきますが、沢を2回、渡り、沢の右岸沿いに進んでいきます。しばらくは沢沿いのトラバース道でやや歩きにくい
③トラバース道が終わると小白木峰までやや急な尾根登り
④小白木峰手前に最初の池塘があります
⑤小白木峰山頂には展望所があります
⑥小白木峰からはなだらかな樹林帯の平原が続きますが、小刻みな登り下りがあります
⑦太子堂周辺からニッコウキスゲの群生があります
⑧白木峰直下に白木山荘避難小屋があり、トイレがあります(現在、使用できません)
⑨白木峰~浮島は大半が木道になります
⑩21世紀の森キャンプ場から先の林道大谷線は土砂崩れの為、車両、徒歩共に通行止
⑪立ち寄り湯は大長谷温泉が470円(10:00~17:00/18:00 木曜休)
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

白木峰(しらきみね・1596m)は富山・岐阜県境にある日本三百名山の一つ。山の中腹に幹の白いブナ林群落が名の由来であり、山頂一帯は緩やかな起伏の草原で、貴重な高山植物が多く見られます。本来なら山頂近くの標高1,300m付近まで車道が伸びており、軽い登りで登頂できる人気の山ですが、2019年台風の爪痕が激しく、林道が崩壊したままになっていて、今シーズンは徒歩も禁止になっています。その2019年から毎年登る計画が大雨でアプローチできなかったり、山麓の国道が崩壊で通行止だったりと行けずじまいのところをしびれを切らして、今年はなんとかいい季節に晴天に恵まれ、登ってきました。
前記のような事情から登山口は富山県側の大長谷第四発電所からのコースを選びましたが、岐阜県からならアプローチ道路が酷道で有名な国道471・472号の楢峠を進むルートです。道路の真ん中にはグリーンベルトと言われる草が生え、整備されているとは思えず、もちろん離合困難箇所が多い細い道で、真夜中なので対向車はいませんでしたが、スリリングでした。
発電所からのコースは小白木峰経由で白木峰へは最も遠くなりますが、小白木峰にある池塘も通りますのでこの山域を全部、堪能できるコースですが、小白木峰まではひたすら尾根登りで長く感じます。また小白木峰からは広大な平原が続き、白木峰まではなかなか着かず、しかも粘土質の登山道でズルズルの所が見受けられ、歩きにくい感じです。
しだいに汗が滴りだした頃、ぱっと視界が開け、白木峰手前の太子堂が見えるとやや涼しい風が吹き出しました。そして太子堂手前からはニッコウキスゲ群生が見られるようになり、ここからがこの山のハイライト。特に白木峰手前のなだらかな草原に青空を背景にしたニッコウキスゲがマッチします。白木峰からはワタスゲ求めて、浮島まで木道ハイキング、途中の池塘も見逃せません。このあたりは桃源郷のような散策道で、快適でした。林道が開通していたら、ここまではすぐに来れますので、それは人気なのがわかります。平日ですが登って来る人は多く、岐阜県側の万波から来ている人もいました。
十分堪能はしましたが、帰る頃には風も生暖かくて、汗が滲んできました。遠くの展望も雲がかかり、行きしなに画像を収めておいてよかったと思いました。ズルズルの粘土質の登山道も乾き出していて、埋まる感じもなくなり、小白木峰からの下りも意外と早く下れました。登山口には約10台の駐車がありました。
富山県側に国道を下っていくと、大長谷温泉、また近くにある大長谷ふれあいセンターに山菜のピザ・スパゲティーを食べれる店があるので、おすすめです。

フォトギャラリー

ニッコウキスゲと雲

大長谷第四発電所取水堰

沢沿いのトラバース道

白いブナの急登

最初の池塘

アカモノ

小白木峰

樹林帯の中へ入っていきます

見えてきました太子堂

ウラジロヨウラク

ニッコウキスゲが満開

もう少しで白木峰

太子堂を振り返ります

白木峰到着

直下の白木山荘

浮島への木道の道

ワタスゲ

浮島

コバイケソウ

帰路、、小白木峰へのなだらかな道

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

イオンモール各務原店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部