長いクラシックルートで行く木曽駒ケ岳

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投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2022年10月12日 (水)~2022年10月12日 (水)
メンバー
イオンモール各務原店 本田康之
天候
晴れ
コースタイム
桂小場登山口(60分)馬返し(20分)大樽小屋(68分)分水嶺(30分)将棋頭山(80分)木曽駒ケ岳(10分)木曽駒ケ岳頂上小屋(12分)馬の背8合目(62分)西駒山荘(13分)分水嶺(55分)大樽小屋(60分)桂小場登山口
コース状況
アプローチ
・公共交通機関はありません
・マイカーは国道153号荒井から伊那市駅前経由県道202号で小黒川キャンプ場の先へ

➀桂小場登山口に無料駐車場と東屋があります、駐車場は斜め傾斜の未舗装
➁ブドウの泉と野田場に水場があります
➂桂小場から大樽小屋までは緩やかな樹林帯の道です
➃大樽小屋にトイレブースがあります。水場は10分下った箇所にありますが期待薄
➄信大ルートは迷いやすく、橋も落ちていておすすめしないと記載があります
➅胸突八丁は樹林帯の急な坂ですが長くはありません(6~7合目)
➆分水嶺からは伊那側をトラバースしていきますが、稜線伝いでも冬季ルートとして岩場がありますが踏跡があります
⑧西駒山荘は7月第2土曜日~10月第2月曜日営業、水場があります
⑨将棋頭山~木曽駒ケ岳へは広い稜線が続き展望抜群ですが、ガス時は注意
⑩濃ヶ池分岐から宝剣山荘へ抜けるトラバース道があります
⑪馬の背部分が岩場の乗越があり、急です
⑫馬の背が終わった8合目から頂上小屋への分岐があります
⑬頂上山荘は7月上旬~10月初旬までの営業でテント指定地です
⑭立ち寄り湯は羽広温泉みはらしの湯が600円(第一三五水曜日休:10:00~21:00)
難易度
Google Map
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感想コメント

木曽駒ケ岳(きそこまがたけ・2956m)は日本百名山で、花の百名山にも選ばれ、夏場は百花繚乱で、駒ケ岳ロープウェイを利用すると短時間で登頂できることからたくさんの方が訪れます。宝剣岳の直下に広がる氷河地形は千畳敷カールと呼ばれ、木曽駒ケ岳直下にも濃ヶ池カールが発達し、なだらかな地形が広がります。
この木曽駒ヶ岳には駒ケ岳ロープウェイが開通する前はメインルートであったクラシックルートがいくつかありますが、今回の桂小場ルートもその一つ。約30年前の冬山で利用したこのルートですが、悪天候で展望は全くなしだったので今回、秋山ですが再訪しました。
桂小場から主稜線までは緩やかな樹林帯で整備が行き届いている樹木が規則正しく並んでいる景色は昔の風景がよみがえり、大樽小屋までは難なくという所。大樽小屋から上部は傾斜もきつくなりますが、紅葉樹がちらほらできれいです。6合目7合目に当たりますがなかなか長く、遠くに西駒山荘が見えます。胸突ノ頭からしばらくで一気に展望が開け、これまた遠くに木曽駒方面が見え、かなり遠いのがわかります。このあたりは背後の行者岩への稜線がまるで絶景で、斜面の紅葉がまさに見頃です。また雲海が広がる南アルプス方面、御嶽乗鞍・北アルプスの展望も抜群でした。この風景に見とれて、分水嶺から将棋頭へは稜線伝いに進み、もう少し展望を堪能しながら進みます。
将棋頭付近でようやく宝剣岳も見え、ここから濃ヶ池分岐まではハイマツ帯の広い稜線を進みますが、なかなか近づかない木曽駒。分岐から先の馬の背部分は大岩の乗越をしながら傾斜もきつくなり踏ん張り所でした。これを超えてもまだ山頂は先でさすがにくたびれます。ここまで先行者も一人抜かしたくらいで誰もあわずでしたが、山頂に着くとさすがに平日でも人が多く、中岳方面からどんどん上がってきていました。
今日は天候もよく分水嶺から先はずっと展望の良い稜線歩きができ、富士山も確認できました。帰りは雲が上がってきて、南アルプス方面はきれいな雲海になっていました。
行きに将棋頭へ登ってきたので、帰りは小屋締め最中だった西駒山荘経由で正規ルートで分水嶺へ、こちらはトラバースルートなのであまりスピード出ず、やはり稜線伝いのほうが面白味がある感じです。分水嶺から樹林帯に入るとスピードアップで一気に下り、結局8時間30分(休憩1時間程度)で終了。長いですが、全般的に歩きやすくしんどさはなかったです。

フォトギャラリー

山肌の紅葉

桂小場登山口

きれいな樹林帯を行きます

この先が急な胸突八丁

上部は紅葉がきれいです

南アルプスと八ヶ岳

木曽駒遠いです

行者岩の絶景

将棋頭山へは稜線沿いに進みます

行者岩向こうに御嶽乗鞍

将棋頭山

ようやく宝剣岳も見えてきました

濃ヶ池を見下ろします

馬の背の岩場

木曽駒は伊那側の伊那駒ヶ嶽神社と木曽側の木曽駒ケ岳神社の二つ神社があります

木曽駒から中岳・宝剣岳方面

木曽駒の登山道を見上げます

西駒山荘

帰りは正規のトラバースルートにて

大樽小屋まで戻ってきました

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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