厳冬期 烏ヶ山 (カラスガセン)鳥取県
- 投稿者
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木德 尚代
グランフロント大阪店
- 日程
- 2023年02月02日 (木)~2023年02月02日 (木)
- メンバー
- 関西山岳ガイド協会ガイド
講師 内炭ガイド 武藤ガイド
- 天候
- ☁
- コースタイム
- 奥大山休暇村前駐車場 10:05→ 取り付き → 稜線 → 烏ヶ山山頂 14:00→14:20 下り 16:15 駐車場
- コース状況
- 積雪は3M以上でした。
西日本寒波後は1.5倍くらいだったそうです。
- 難易度
感想コメント
関西山岳ガイド協会主催の一日目は
今回の研修目的は雪山を安全にガイドするためのスキルアップです。
「西日本のマッターホルン」と呼ばれる烏ヶ山
厳冬期にはラッセルと最後の傾斜が急なので雪山のグレード高い山に変ります。
自分は8年くらい四国で夏、冬ガイドしてきましたがこの山の厳冬期は初めてでした。
目の前の象山でスノーシューツアーはよくしていて豪雪の体感はありました。
今回は内炭ガイドが四日前に付けて頂いた薄いトレースを探りながら進みます。
薄いトレースでもあるのとないのとで雲泥の差になります。足を踏み入れた時の沈み具合が全く違います。
先ず雪山で大切なのはガイドといえども「体力の温存」です。
顧客にも自分にも言える事です。
どんどんラッセルが大変になります。
今回はラッセル組と後ろからの組に分かれました。
久しぶりのラッセルは非常に応えます。
限界までいかずに変わる事も大切なことです。
男性が頑張ってくれたので感謝です。
雪庇のすぐ横のラッセルはなかなか緊張しました。
積雪量1.5倍の日曜日に南峰まで一人ラッセルの内炭ガイドの力量に敬服です。
稜線にでて南峰までフィックスロープを張って頂き、セルフを取って進みます。
どんどん傾斜がきつくなります。
支点構築、こちらはストックを使って支点構築するやり方でとり1/3引上げでザックを引き上げました。
山頂の看板がギリギリ見えるくらいの
積雪量でした。
山頂にて、デットマン スノーバー での支点構築を学びます。
下りは途中までフィックスロープでセルフをとり慎重に下りました。
下りも後半組はスノーボラードでの懸垂下降などの技術確認を学び
スノーシュー履き替えて
霧氷の森を下りました。
プルーブで測れない積雪量のラッセルが一番学びになりました。
泊まりは大山参道の旅館にて美味しいジンギスカンを頂き
パワーチャージし、ガイドの皆様との楽しい夜でした。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。