札幌50峰パウダー&シャウダー 漁岳BC

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投稿者
斉藤 裕一
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日程
2024年04月01日 (月)~2024年04月01日 (月)
メンバー
斉藤
石渡(グラビティリサーチ札幌)
天候
曇り時々晴れのち雪
コースタイム
登り 3:00
下り 2:45
※夏山ルートを大きく外している為、
 実際にかかった時間を記載。
コース状況
総距離 11.8km
獲得標高 920m
上部はパウダースノー。
下部はシャバ雪。
序盤の林道付近に熊の痕跡あり。
中腹はやや雪崩リスクあり。
難易度
Google Map
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感想コメント

数日前に幌平山に登った際に、
道路からピークが見え、
滑りたいなと思っていた漁岳に登って来ました。
夏は沢登りで登るのが一般的ですが、
冬は稜線歩きで登れます。

まずは林道を3km程歩いてから入山します。
しかし、この林道上にヒグマの足跡が…
いきなり緊張感が上がりますね。
こんなこともあろうかと熊スプレーは携行しているので、
足跡の方向をチェックしつつ、そのまま登ります。

山道に入るとそこそこな急登が続きます。
適度に緩んだ雪質ですので、
スキーの私もスノーシューの石渡さんも、
多少滑りつつも歩き易いコンディションです。

稜線に出ると山頂が見えて来ます。
そして振り返るとオコタンペ湖、オコタンぺ山越しに、
恵庭岳がそびえ立っています。
こちら側から見る恵庭岳はなかなかないので、
新鮮で迫力がありました。

その後は稜線を歩き続け、最後の急登にでます。
事前情報でも最後の急登がきついとは聞いていました。
たしかにきついが意外と近いという印象でした。
が、しかし!!
最後の最後がスキーでは登れない角度でした。
板を外して、強引にキックステップで登り切りましたが、
アイゼン&ピッケル装着をお勧めします。

山頂からは羊蹄山、支笏湖、風不死岳など
ばっちりいい景色を見ることが出来ました。

下山は私はスキー滑走。
石渡さんはスノーシューランニング。
なのですが、少し私に合わせて沢側に下りてもらいました。
山頂付近の雪質は良く、
4月なのにパウダースノーを滑る事が出来ました。

その後のトラバースで
スノーシューはやや苦戦しつつも、
次の滑走ポイントでは春のシャバ雪、
いわゆるシャウダースノーを満喫。
一度で二度美味しいスキーを楽しめました。

そして最後林道に復帰する際の沢渡りは、
少し緊張感がありましたが無事渡り切り、
最後の林道を歩いていると吹雪になりましたが、
なんとか下山出来ました。

実は数年前の夏にアタックした時は準備不足で、
途中で断念していたので、
念願の山に登頂出来、とても嬉しく思います。

~お立ち寄りスポット~
丸駒温泉 日帰り入浴1200円

☆服装・装備について☆
ウェア類…
インナー(ファイントラック:ドライレイヤーベーシック)
ロンT(化繊)
フリース(グリッド系)
防寒ジャケット(ミレー:ブリーズバリアトイ)
ハードシェル(ジャケット)
スポーツタイツ(厚手)
ハードシェル(ビブパンツ)
ソックス(スマートウール:スキーフルクッション)
ニット帽(シェアデザイン:クラシックロゴビーニー)
バラクラバ(薄手)

その他の装備…
バックパック(BC用45L)
登れるスキー道具一式
ビーコン(BCA:トラッカー2)
プローブ(ブラックダイアモンド:クイックドローカーボン300)
ショベル(ブラックダイアモンド:トランスファー)
アイゼン(ブラックダイアモンド:ネーベプロ)
ピッケル(ブラックダイアモンド:レイブンウルトラ)
熊スプレー(カウンターアソールト)
保温ボトル(サーモス:山専ボトル750mℓ)
サングラス(スワンズ:スノーフィールド)

フォトギャラリー

漁岳BC。

駐車スペースから少しだけ道路沿いを歩きます。

うっすら山頂方向見えてます。

本日のスタイル。

林道に入りました。

登山届を記入。

ゆっくり標高を上げて行きます。

これは完全ヒグマですね。

真冬の景色。

さて、本格的に入山します。

こちら側から見る恵庭岳はカッコいい。

なかなかの急登。

こんな角度です。

近づいて来ました。

最後の最後がきつかったー。

ピークハント!羊蹄山もバッチリ。

オコタンペ湖、オコタンぺ山、恵庭岳、支笏湖、風不死、樽前。

コーヒーで乾杯。

滑り応えあり。

最後の難関沢渡り。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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