裏明神山 ロープワーク ガイド研修 (姫路市)

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投稿者
木德 尚代
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日程
2023年03月02日 (木)~2023年03月02日 (木)
メンバー
関西山岳ガイド協会メンバー

講師 上田ガイド 内炭ガイド 
天候
雨 雪 吹雪 
コースタイム
10:00 ショートロープなどの講習会  ~10:57 スタート ~ T字尾根 ~ 展望岩 ~ 西の尾切れ ~ 登山口 16:00
コース状況
冬型の気圧配置になり、予想していなかった雪になりました。
岩がもろいので 注意が必要です。
難易度
Google Map
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感想コメント

関西ガイド協会の研修 裏明神山にてロープワーク研修を上田ガイドを講師として開催されました。

まずはロープのガイドの仕掛けです。
ロープを15m程出して残りはザックに納める
残り7m前後を残し、肩掛けのループを作る
ロープをビレイループに通し、肩掛けのループを絡め、オバーハンドノットで固定、顧客へ流す。

バデイを組み、ショートロープの三種類のやり方を学びます。
①縛り上げ (自分の巻くロープは緩め)
⓶ループで引っ張る (自分の巻くロープは体にしっかり巻く 支点など撮る場合素早くだせる為)
⓷器具を使っての方法 
何故このようにするのかの理論と実践です。
マイクロトラクションでのショートロープのやり方も教えていただきました。
素早く、確実に確保できることが必須です。

実践はバデイを組みます。
ショーロープ、スタカットどちらを使ってもいいのですが
正解は顧客を安全に確保出来ればどうやってもよく、間違いは
確保できてない、場合注意して頂きます。

危険個所でショートロープが長いと意味がありません。
顧客のハーネスを掴むのもあり確実に確保てきている事
がどんな地形でもできるか?を実践で学びます。
T字尾根などの尾根筋は顧客を必ず下にする。(転んでも大丈夫な方向も必須)ロープも短めで常に肘を体につけての確保です。

・傾斜時は谷側でループを持つ
・山側で持つと顧客滑落時、
ガイド反転、確保失敗、対応遅れる
・地形や顧客の状況でループの持ち替え

テレインビレイ (立木、岩等を利用するビレイ)の場合は
ロープの出す方向が間違っていると危険。顧客が転んだ場合の事を常に考えてのロープ出しが必須になります。


実践の中で注意されて分かる事もあります。
スピーディなセッテイング、ロープの回収も求められます。


休憩時には、二名の確保の方法二種教えて頂きました。
①8の字 またはオーバーハンドノット、バラフライノットでの途中枝を取る方法
⓶ラビットにより器具を使わないでロープのみで確保する方法
も教えて頂きました。

できるだけ器具を使わず(顧客は器具は持っていないのを前提です)素早くが求められます。

切れた岩場の登りはスタカット、ロープも張ってで登ってもらいます。
残置の支点、ロープなのもありますが
実際岩が落ちるくらいの脆い岩場なので、それに頼るわけにはいかないので
テレインビレイをテンションを張って登ってもらいます。

最後の岩場は懸垂下降で下りました。
今回の装備はロープが30Mだったので繋いで懸垂ロープの構築を致しました。
素早く確保体制を構築することが求められます。

常に自分も顧客も セルフを取る事。
倒れた場合確実に確保できること。
もし急登りで落ちても確保できること。

常に意識しての行動が必須です。

今回行動中はガイド側、顧客側になりました。
ロープを繋がれる安心感も感じました。

なかなか学べない技術の講習会となりました。
素早く、間違いなく、安全に。

日々の技術錬磨が必須と痛感致しました。

春の吹雪の中講師またガイドの皆様ありがとうございました。


装備 

ザック (クライミング用) ミレー

靴 スプルテイバ TX4

ツエルト サングラス ナイフ コンパス GPS


ヘルメット ハーネス ロープ カラビナ数種類 ビレイ器具
スリング数種類 150 120 60




ウエア ベースレイヤー ファイントラック セカンド マムート 
パンツ ファイントラック ストームゴージュアルパインパンツ
シャル マムートソフトシェル

手袋 クライミング用 ペツル ベースレイヤー ミレーのウール 

防寒着 ダウン2種 

バラクラバ ファイントラック 

ネックゲーター ニット帽 スマートウール 

フォトギャラリー

先ず ショートロープの三種学びます

タイブロックを使っての引き上げ

常に セルフです

素敵なガイドさんです

難所 

T字尾根 

T字です

休憩時間も学び時間です

急登りです 確保して

山頂

懸垂で下ります

お疲れ様でした 

上田ガイド お疲れ様でした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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