日本百名山　アカヤシオと新緑が見頃の両神山

両神山（りょうかみさん・1723ｍ）は奥秩父北部にあり、古来から三峰山、武甲山と合わせた「秩父三山」の一座であり、また日本百名山にも選定されています。
「両神」は、二つの神を意味し、両神山はイザナギノミコトとイザナミノミコトを祀っていることに由来し、古くからの信仰の山であり、表登山道とされる東面の日向大谷からの道には、数多くの石仏、石碑、丁目石が残されている。
今回はアカヤシオが咲き始めたということで、登ってきました。遠方ということもあり、最短である白井差新道を事前に予約しておき、朝一番の6時に登山口へ着くように計画しました。受付をして事前説明を受けた後、山中氏も登山道の整備があるということで大又まで鳥や花の面白い話を聞きながら、一緒に歩きます。手製の木橋や案内標識などとにかくよく整備され、聞いていた道順通リに進んでいくと、ブナ平に到着。ここまでが割に急な登山道だったので、倒木のベンチがあるこのブナ平は新緑も爽やかで格好の休憩ポイントです。白井差新道は急な箇所をうまく迂回していることもあり、見えていてもなかなか稜線に着かないですが、なんせ全く危険箇所がなく、とにかく歩きやすく、岩峰群のある山頂稜線に向かって歩いているとは思えないほど平和な登山道です。稜線手前で長いトラバース道を歩ききり、指示通リ、通行止のロープをくぐって日向大谷コースと合流します。山頂まではすぐですが、切り立った断崖上に稜線が続き、山頂も岩場の上にあります。この稜線沿いにアカヤシオがしっかり咲いており、GWが見頃なのにやはり今年は開花が早く、いい時に来れました。今日は昼から天気が崩れるとのことでしたが、今のとこはそのような様子もなく、昨日登った雲取山も含んだ奥秩父の稜線がよく見えます。
白井差新道コースは往復が条件なので天気がいいうちにすぐさま、下ります。下りももちろん、歩きやすく、倒木がないので足早に下れます。帰りは昇龍の滝まで近づきましたが、ちょうど日が差して、新緑と滝がとてもマッチして綺麗でした。紅葉時も期待大です。なお両神山には10年くらい前に赤岩尾根で登っていますが、全く違う印象の山でした。
　
本日の装備（春の2000級登山雪なし）
朝は肌寒いですが、ひんやり心地よいくらいです
①ウエアー
インナーは（アイスブレーカー）メリノウール半袖+（パタゴニア）長袖ジッパー
ボトムスは（ミロ）３シーズン用パンツ1枚

②ギア
登山靴は（サレワ）ハイカットシューズ、ザックは（カンプ）30㍑、