中央アルプスの稜線を堪能 檜尾小屋テント泊で空木岳

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投稿者
日下部 友哉
横浜西口店 店舗詳細をみる
日程
2023年07月24日 (月)~2023年07月25日 (火)
メンバー
他1人
天候
7/24:晴れ曇り、7/25:晴れ
コースタイム
・1日目 行動時間:2時間50分+休憩
千畳敷(40)極楽平(60)濁沢大峰(60)檜尾岳(10)檜尾小屋

・2日目 行動時間:8時間15分+休憩
檜尾小屋(10)檜尾岳(65)熊沢岳(65)東川岳(20)木曽殿山荘(75)空木岳(70)ヨナ沢の頭(65)マセナギ(35)池山小屋分岐(45)林道終点(45)菅の台BC

・累積標高:+1507,-3311m
・歩行距離:20.9km
コース状況
・濁沢大峰付近は岩場が連続する。
・東川岳から木曽殿山荘への下りはザレていて滑りやすい。
・木曽殿山荘から空木岳は割と急な登り。空木岳手前は岩場歩き。
・大地獄小地獄は瘦せ尾根で鎖場あり。下り使用は特に注意。
・マセナギ~林道終点~菅の台BCが地味に長い。

■テント場
檜尾小屋 テントも予約必須 2000円/人
トイレは小屋とテント場にあり。水場は小屋から約5分ほど下ったところにあります。

■気温
1日目 10:15 山頂駅 23℃、14:10 檜尾テント場 18℃
2日目 5:00 テント場 10℃、8:00 東川岳 22℃、10:00 空木岳 16℃
難易度
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  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

ようやく夏山テント泊へ行ってきました!中央アルプスの稜線歩き。2022年に小屋に管理人が常駐となり避難小屋から営業小屋になり、テント場も新設されました。中央アルプスのテント場が増え、テント泊での縦走もしやすくなりました。テント泊も予約必須です。昨年から行きたいと思っていましたがなかなかタイミングが合わず、ようやく行くことができました。

■1日目
1日目はロープウェイで千畳敷に上がり、時間があれば宝剣岳に寄って檜尾小屋を目指します。菅の台バスセンター駐車場はすでに満車、近くの臨時駐車場に案内されました。1日800円、2日間で1600円。バスも臨時便で出ているくらいで平日でもなかなかの賑わいです。そんなこんなで千畳敷スタートが10時くらいになってしまいました。最近は軽量な日帰り装備ばっかりだったので久々の10kg超えの装備に身体がなかなか慣れないせいか、極楽平への登りが辛いです。稜線へ上がり目の前には三ノ沢岳。宝剣岳は行けなくもなさそうですが、今回はパスして檜尾小屋を目指します。手軽に稜線に上がれるのは最高ですね。島田娘を過ぎ下っていきます。展望が良いですがちょっと雲が多め。そして濁沢大峰へ登り返し。濁沢大峰付近は岩場が増えます。その先もまた下って登り返し。ようやく檜尾岳に到着。テント場はすぐ下にあり、檜尾小屋も見えます。重くて辛かったような気がしましたが、なんだかんだ時間短縮してました。先に小屋でテントの受付をして場所を指定されます。今日はテント泊登山者は少ないようなので間隔を開けて張ることができました。土の平な快適なテント場です。水場は小屋から5分ほど下ったところにあります。周りはお花畑♪

ちょっと昼寝をしてから夕食。今回は簡単にアルファ化米とフリーズドライ。いくらかテント泊の人も増えてきました。なかなか夕方までに気温を下がらず、日の入り近くでようやく涼しくなりました。西の雲は多めで日の入りは綺麗に見えませんでした。一旦寝て真夜中に起床。夜は月は三日月。満天の星空で天の川もくっきり見えていました♪

■2日目
2日目は1日目と比べて行動時間は長めです。アップダウンもそれなりにあり体力を要します。朝起きると気温は10℃あったかどうか。今回のスリーピングシステムは寝袋を省き、化繊インサレーションジャケットにダウンパンツ、SOLエスケープビビィ、マットはネオエアーウーバーライトにしてみましたが、ちょっと寒くて途中何回か目を覚ましました。

日中早くにテントを設営してテント内が温まって、朝にかけて気温が結構下がったのか結露でびっしょり。3レイヤーのシングルウォールテントでもさすがに結露しました。

ご来光を見つつ、テントを畳んで出発。今日は綺麗な稜線がよく見えますが、なかなかにアップダウンもありそうです。まずは熊沢岳。始めは快適な稜線歩き。一瞬尾根の東側に入ると高山植物が沢山。ちょっと足場は狭いので注意です。熊沢岳手前は岩場もあります。ハイマツ帯と岩場が交互に現れます。そして大きな岩がゴロゴロして熊沢岳に到着。熊沢岳から東川岳へはハイマツ帯が続く稜線が美しいです。東川岳手前になると急に岩場が。東川岳から空木岳へは一旦下り。東川岳から木曽殿山荘は見えず、少々ザレた道を下ると見えてきます。振り替えると東川岳は迫力の岩壁。木曽殿山荘で小休止してから、空木岳へ約400m登り返します。序盤はそこそこ斜度はありますが歩きやすく、空木岳近くになると岩場が出てきます。奇岩というか花崗岩の岩峰が迫力がありハイマツとのコントラストが綺麗です。

空木岳ぶ到着するとすぐ下には駒峰ヒュッテの赤い屋根が。ちょっと雲が増えてきましたが南駒ヶ岳、越百山も見えています。駒峰ヒュッテで山バッジを購入。駒石を越えて池山尾根を下ります。しばらくは樹林帯の歩きやすい道ですが、途中瘦せ尾根があり大地獄小地獄の鎖場があり、下りは特に注意です。最後は長い長い樹林帯とハイキングコース歩きでスキー場横に出て車の置いてある菅の台バスセンター駐車場へ。

1日目の行動時間こそ短いですが、2日目はしっかりした体力がないと歩き切れません。天気にも恵まれ、楽しい夏山テント泊縦走でした♪久々に百名山も更新♪

■レイヤリング&ギア
TOPS:
①メリノ混紡スリーブレス
②Rab/Pulse Hoody(旧モデル:Sun Hoody)
③THE NORTH FACE/ L/S Param Shirt(旧モデル)
④Rab/Phantom Pull-On
⑤化繊インサレーションジャケット:就寝時
稜線は紫外線が強いので①②を着用。2日目の朝のみ①②③④で着用。下り最後の樹林帯は①のみ。

BOTTOMS:
①AXESQUIN/Ventilation Pant(横浜西口店では取扱いしていません。神奈川県ではさいか屋藤沢店、川崎ダイス店で取扱いしています)
②ファイントラック/エバーブレスフォトンパンツ(着用せず)
③Mountain Equipment/Powder Pant:就寝時

SHOES:LA SPORTIVA/TX4 MID GTX
SOCKS:Darntough/Hiker Micro Crew Midweight with Cushion
BACKPACK:45Lバックパック
CAMERA BAG:PAAGO WORKS/FOCUS M
TREKKING POLE:LEKI/BlackSeries Micro Vario Carbon(1本のみ使用、旧モデル)

TENT:Puromonte/VB-22Z
MAT:THERMAREST/NEOAIR UBER LITE S
SLEEPING BAG COVER:SOL/ESCAPE Bivvy


■当日天気図:【気象庁 過去の天気図】参照

2023年7月24日12時


2023年7月25日9時

フォトギャラリー

中央アルプス縦走

千畳敷から極楽平へ チングルマとホテル千畳敷

極楽平に上がって 目の前は三ノ沢岳

人が少ない方へ 檜尾岳を目指します

濁沢大峰付近は岩場

檜尾岳到着。テント場はすぐそこ

夕景 明日歩く稜線

夜は天の川~満点の星空♪

ご来光 今日も天気良さそう

空木岳まで縦走します!

熊沢岳手前も岩場あり

熊沢岳到着。

ハイマツ帯を歩く。

東川岳手前も岩場。

東川岳から少し下ってようやく木曽殿山荘が見えてきました。空木岳への登り返しが。。。

空木岳手前も岩場。なかなか迫力のある岩峰。

空木岳山頂から南駒ヶ岳と越百山

駒峰ヒュッテ 尾根を降りていきます。

歩いてきた稜線。

大地獄小地獄の鎖場

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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