高知県・徳島県 四国の山28 綱附森 1643m

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投稿者
戸田 竜也
高知大丸店 店舗詳細をみる
日程
2023年08月01日 (火)~2023年08月01日 (火)
メンバー
高知大丸店 戸田
友人1名
天候
曇り
コースタイム
【アクセス】
JR土讃線・土佐山田駅 → 美良布
・JRバス 22分
美良布 → 大栃
・香美市営バス 18分
大栃 → 明賀大橋
・エリア型デマンドバス物部 25分
明賀大橋 → 矢筈峠
・徒歩 2時間 8km

※エリア型デマンドバスは事前に利用者登録が必要です。詳細は香美市役所へ。

【コースタイム】
矢筈峠→(140分)綱附森→(90分)矢筈峠
コース状況
【エリアの概況】
登山道の7割程度が笹藪で覆われています。
踏み跡には笹は生えていないのですが、横から笹が覆いかぶさり、ほぼ下が見えず歩きにくいです。ストックは笹に取られて使いづらい。
また、肌が露出していると笹でやられます。フルレングスのパンツ+スパッツはあった方がいいでしょう。

【気象】
矢筈峠(標高1242m) 5:40時点 19℃ 微風
綱附森(標高1643m)  8:00時点 21℃ 3~4m/s

【服装】
トップ
・化繊半袖Tシャツ
ボトム
・化繊ハーフパンツ
シューズ
・トレイルランシューズ
ザック
・マウンテンハードウェア サミットロケットベストパック

朝早くに出たので涼しく、日も陰りがち。
Tシャツ1枚でずっと行動し、ウィンドシェルも着ませんでした。
休憩中は虫がかなり鬱陶しく、蚊取り線香の類が効かない大型のアブやハナバチが寄ってきて参りました。

【トイレ】
矢筈峠にトレイがあります。紙はありましたが期待して行かない方がいいでしょう。
水場も併設されています。
登山道上にはトイレはありません。

【駐車に関して】
矢筈峠に駐車します。
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  • おとな女子登山部

感想コメント

標高の低い四国の山を真夏に登るのは、暑いのが苦手な私にとってはかなり苦行度が高いのですが、朝駆けで涼しい時間を狙っていけばそこそこ快適じゃないかと思い至り、昨シーズン天気にたたられて3度も計画したものの結局登れずじまいだった綱附森へ。
麓の奥物部ボルダーで下山後に遊ぶ抱き合わせプランです。

矢筈峠はさすがに朝方は涼しく、空も曇っていて快適な登山になる予感しかありませんでした。
が、そこは四国の山。
すぐに笹藪が鬱陶しくなってきました。
部分的に笹が繁茂している程度なら我慢できたのですが、進めば進むほど酷くなり、しまいには下が見えない状態で笹をかき分けながら歩く感じに。
むき出しの膝下は傷だらけになり、ハーフパンツで来たことをこれ以上ないくらい後悔したものの、引き返す考えはなく頂上まで押し通りました。
ひとまず頂上に着いてコーヒーを淹れ、東ハトのオールパインを食べながら虫にたかられるという非常に優雅な時間を過ごしつつ下山時の対策を練ります。

要はむき出しの足をカバーできる何かがあればいいので、ファーストエイドキットの中に入れていたエマージェンシーシートをラップスカートのように巻きつけてテーピングで固定して下ることにしました。
蒸れますし動きにくいですが背に腹はかえられません。
登山口に着いたころにはシートが破れてボロボロになっていましたが十分役目は果たしてくれました。

夏の綱附森はなかなかハードな藪山でした。
ラップスカートにレッグゲイターがあると下半身は万全ですね。
笹をかき分けるのに腕も使ったので、長袖か半袖にアームカバーも。

フォトギャラリー

夏の山は朝駆けするに限ります。

このゲートが見えたら、

左手に登山口。

四国には剣山系に20頭ほどしか生息していません。

リョウブが満開。アブやハチの羽音が唸りを上げていました。

展望が開けてくると笹。

後半はほぼこんな感じ。

傷だらけになりながら頂上へ。ハーフパンツはキツすぎました。

我慢ならず、帰りはこのスタイル。

蒸れますが足を保護できることに代えられません。

分け入っても分け入っても青い笹。

帰りに、脅威の透明度を誇る清流・笹川で汗を流す。これが夏の山のお楽しみ。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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