白毛門
- 投稿者
-
るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2023年12月22日 (金)~2023年12月22日 (金)
- メンバー
- 友人
- 天候
- 晴れ→曇
- コースタイム
- 土合橋(120分)松ノ木沢ノ頭(90分)山頂(50分)松ノ木沢ノ頭(90分)土合橋
- コース状況
- ・土合橋の駐車場は除雪されていて駐車は問題無かったです。
・樹林帯では雪は踝程度、土が出ている箇所もありました。松ノ木沢ノ頭から稜線は膝上でしたがワカンは使いませんでした。鎖やロープは埋もれていません。
- 難易度
感想コメント
寒波が来る前にラッセル訓練のつもりで谷川岳に向かいましたが、暖冬のせいか例年より降雪が少なく、ラッセルどころかワカンの出番すらありませんでした。今回は比較的登りやすそうな白毛門へ。はじめのうちは青空が出ていましたが、寒波の影響がじわじわ近づいてきた午後からは曇りがちな雪空となってしまいました。
標高が上がるにつれ、右手には群馬の赤城山や山頂が少し白い上州武尊山、左手にはマチガ沢から競り上がる谷川岳の深く刻まれた襞が樹林の間から垣間見えました。稜線に出ればもっと良く見渡せるはずと期待しましたが、上に行けば行くほど曇天に。そういえばこの日は最強寒波襲来と、ニュースでしきりに言っていました。新潟側からやって来た雪雲が、みるみる周辺の山をぼんやりとした白のシルエットに変えていきます。
松ノ木沢ノ頭でも谷川ブルーはお預け。お天気であればここからの雪景色はかなりの絶品となります。この先は岩場が増え、鎖やロープが出現、雪が深くなるので狭い尾根上は際どいリッジとなります。アイゼンを装着し、時にはピッケルをダガー持ちしてよじ登りました。
前方に三角の笠ヶ岳のシルエットが見えてきたらようやく山頂です。雪が散らついてきたので休憩せずにそのまま下りました。岩場を慎重に下り終えたら長い樹林帯の始まり。ズッコケ防止にしばらくアイゼンは着けてましたが、土混じりで歩きにくく木の根に引っかけてしまうので思いきって外しました。チェーンスパイクは忘れてしまったので、その分慎重に下りました。雪が中途半端に付いている場所では、やはり持参した方がベターです。
下り終えると吹雪き始めてきました。道路は視界が悪く、新潟方面の道路状況が心配されます。とりあえず冷えた体を温泉で癒してから私だけ安全な関東方面へ帰りました。後で聞いたら北陸道はホワイトアウトしかけたそうです。雪山訓練に付き合ってくれた友人に感謝し家路に就きました。
【着用ウエアはティフォン50000ウォームジャケットにアルファライトスウェットを重ねてミレーで固めました。気温は比較的高かったので汗抜けの良いティフォンジャケットにして正解でした。温まった暖気が白い蒸気となって私の体から抜けていくのがわかり、機能の良さを目の当たりにしました。他のゴアジャケットにはない特長だと思います。スウェットの下には150メリノウール、下半身は冷えやすいので260の厚みのウールタイツを履いていました。】
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