ワッフ音が鳴り響く美瑛富士BC

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投稿者
斉藤 裕一
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日程
2024年03月06日 (水)~2024年03月06日 (水)
メンバー
斉藤
他 2名
天候
晴れ
コースタイム
行動時間 6:00
※夏山ルートを大きく外している為、
 実際にかかった時間を記載。
コース状況
総距離 12.0km
獲得標高 880m
樹林帯ではワッフ音
(歩く刺激によって雪の中の弱層が破壊される音)
が鳴り響く雪崩リスクの高いコンディション。
標高が上がると鳴りやんだが、
風によるクラストで山頂まで登れず。
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

本州から来道中の友人を連れて、
以前から登って(滑って)見たかった美瑛富士に
アタックして来ました。

当日の登り出すまで美瑛富士にするのか、
オプタテシケにするのか迷いながら決め切れずに登山開始。
冬季閉鎖の道路から林道を経て樹林帯に入ると、
3歩に一回くらいのペースでワッフ音
(歩く刺激によって雪の中の弱層が破壊される音)
が鳴り響きます。
おそらく2月19日の弱層でしょう。
かなり危険なコンディションなので、
慎重にルートを選んで登ります。

樹林帯を抜ける頃にはワッフ音も鳴り止み、
そびえ立つ美瑛富士が見えて来ました。
さすがにこのコンディションで
オプタテシケまで行く勇気はないので、
美瑛富士に照準を定めます。

見えてから意外と緩斜面が長く、
登り始めたと思うと一気に急斜面になります。
急斜面になると風を受けてクラストしている箇所が多く、
シールのグリップが悪く苦戦する場面も。
標高1600m付近まではなんとか標高を上げましたが、
それより上部は風に叩かれ、
アイスバーンと岩のミックス状態。
ピークハントしたとしても、
楽しくは滑れないのでこの辺りでドロップ。

登る時は硬く感じても、滑るとあまり気にならないのが、
バックカントリーの不思議ですよね。
気持ち良くオープンバーンを落とした後は、
問題の樹林帯へ。
斜度も最大限に落として下山している為、
不安はそこまでないですが、
気になったのでピットチェックをしてみることに。
予想通り40~50cm下に(2/19の物と思われる)弱層が…
分かったいた事とは言え、気が引き締まりますね。

その後も緩斜面をゆっくり滑り降り、
無事下山し、白金温泉で体を癒して帰宅しました。

~お立ち寄りスポット~
湯元白金温泉ホテル 日帰り入浴1000円


☆服装・装備について☆
ウェア類…
インナー(ミレー:ドライナミックメッシュ)
ロンT(化繊)
フリース(グリッド系)
防寒ジャケット(ミレー:ブリーズバリアトイ)
ハードシェル(ジャケット)
スポーツタイツ(厚手)
ハードシェル(ビブパンツ)
ソックス(スマートウール:スキーフルクッション)
ニット帽(シェアデザイン:オリジナルロゴビーニー)
バラクラバ(厚手)

その他の装備…
バックパック(BC用45L)
登れるスキー道具一式
ビーコン(BCA:トラッカー2)
プローブ(ブラックダイアモンド:クイックドローカーボン300)
ショベル(ブラックダイアモンド:トランスファー)
アイゼン(ブラックダイアモンド:ネーベプロ)
ピッケル(ブラックダイアモンド:レイブンウルトラ)
※アイゼン、ピッケルは念のため携行しているが使用せず
保温ボトル(サーモス:山専ボトル750mℓ)
サングラス(スワンズ:スノーフィールド)

フォトギャラリー

美瑛富士。

登山開始。

標識に手が届きそうですね。

美瑛富士方面向かいまーす。

いざ入山。

すでにワッフ音鳴りまくりです。

でかキノコ。

天気は最高なんですが…

美瑛富士見えて来ました。

振り返ればこの景色。

一直線に向かうイメージ。ワッフ音も鳴り止みました。

上部は雪が付いていませんね。

美瑛岳。

十勝岳。

急登になりました。

登って来ましたねー。

頑張れ―!見た目より滑るんです。

ピットチェック!

気持ち-!!

ありがとうございました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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