日本二百名山　乾徳山

乾徳山（けんとくさん・2031ｍ）は奥秩父前衛にある日本二百名山の一つ。鎌倉時代に臨済宗の僧・夢窓国師が修行したとする山で座禅をしたといわれる座禅石や髪剃岩、天狗岩などの奇石があり、中腹には同じく国師との関わりを伝える銀晶水、錦晶水などの水飲場があり、山岳信仰にも関係していると考えられている。
今年も予定していた北陸方面がまたしても悪天候、天候がまだよさそうな所を探しての乾徳山へ。よくアルプス登山の前の鎖場練習として出てくる山で、登ってみたい山ではありました。国師ヶ原までは急な樹林帯をひたすら登っていきますが、7月ということで暑いくて、途中の綿晶水で冷たい水が重宝します。国師ヶ原からしばらくでようやく森林限界を越え、草原が広がり、月見岩で景色がいっぺんし、大きな富士山が姿を現しました。この月見岩は小さく、岩の上に登れて、なかなか絶景の場所です。
この先、山頂まで名のある大岩が出てきますが、特にカミナリ岩、鳳岩はスラブ系の楽しめる鎖場でした。山頂は岩峰の上という感じでゴツゴツしていますが、360度パノラマでここからも正面に富士山、逆側の奥秩父主稜線が良く見えます。
帰りは周回ルートで高原ヒュッテに下るルートを取りますが、これがまたシビアで、ザレ場の急下降で迂回路とは思えないレベルで時間を要します。それだけ乾徳山自体が岩山ということですが、さすが破線の道でした。
国師ヶ原まで下ると、後は行きに使った道をそのまま下るのみで、終了。
　
本日の服装（夏の中級山岳）
インナーは（アイスブレーカー）半袖Tシャツ
ボトムスは（ミロ）3シーズンパンツ

②ギア
登山靴は（スポルティバ）「トランゴトレックGTX」、ザックは（カンプ）30㍑、