赤岳主稜・中山尾根【八ヶ岳バリエーション】
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年02月14日 (火)~2012年02月15日 (水)
- メンバー
- 天候
- 曇天
- コースタイム
- 【赤岳主稜】
美濃戸口~美濃戸15min
美濃戸~行者小屋3h
行者小屋~取付30min
取付~赤岳山頂2h30min
【中山尾根】
行者小屋~中山乗越30min
中山乗越~取付1h
取付~稜線6h
地蔵尾根~行者小屋20min
- コース状況
- 【美濃戸の林道】
スタッドレスで四駆もしくはチェーン必須
【赤岳主稜】
ホールドは明確で、雪のつき方も良く快適。
【中山尾根】
赤岳主稜とは一変、全面ベルグラでホールドも残置支点も見つからない。
雪稜は腰までのラッセル。
※いずれも当時
- 難易度
感想コメント
学生時代に大苦戦した赤岳主稜のリベンジに行ってきました。
パートナーは初バリエーションルートのKさん。
【赤岳主稜】
文三郎尾根を登り、すこしイヤらしいトラバースを渡ってチョックストーンの取付きへ。
赤岳主稜は非常にコンディションが良く、予想以上にスムーズに山頂に抜けることができました。
岩場には「海老の尻尾」が張り付いていましたが、容易にホールドを得ることが出来ましたし、
雪稜部分も良く締まっていて、アイゼンがばっちり効きました。
要所要所にペツルのハンガーボルトがありますが、ビレイポイント以外は特に使用せずに済みました。
下山は文三郎尾根を使ったのですが、登攀中にかなりの積雪があったようで、
朝の登りとは全く違う尾根へと変貌していました。
あの文三郎尾根が尻セードで駆け下りることができたのですから・・・
【中山尾根】
翌日の中山尾根は一転、前週に降った雨が災いしており、
岩場全面が薄い氷で覆われており、ホールドや残置支点だけでなく、
ナッツ類をセットするためのクラックも掘り起こさないといけない状態でした。
更に、雪稜部分は腰までのラッセルとなり、非常に時間が掛かってしまいました。
下山は地蔵尾根、こちらも上部はほとんど尻セード。
20分もかからずに行者小屋へ飛び出しました。
なかなか苦労しましたが、気温が-10度を少し切る位で、風も弱く、ガスも出ず、
天候には恵まれたのではないかなぁ と思います。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。