裏六甲で沢登り 石楠花谷と六甲最高峰
- 投稿者
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大島
横浜西口店
- 日程
- 2024年12月17日 (火)~2024年12月17日 (火)
- メンバー
- 天候
- 晴れのち曇り 寒い、水温低い 山上は氷も張っていた
- コースタイム
- 神戸電鉄花山駅(30)テニスクラブ入り口(20)石楠花谷出合(30)釜滝(30)2個目の大堰堤(20)標高510m奥の二俣(40)ダイヤモンドポイント(105)六甲山最高峰(60)有馬温泉(20)神戸電鉄有馬温泉駅
- コース状況
- ・石楠花谷へのアプローチ
かつてはテニスクラブの駐車場を通り抜けていたようですが現在は通行禁止に。入口手前のグラウンドの下に鉄塔へ向かう道があるのでそれで沢へアプローチ。堰を越えて獣道を広い出合へ行く。
もしくは地獄谷へ行くルートから地獄谷を下って出合へ行く。こちらの方が容易でしょう。
・石楠花谷 WW4級 沢登り1級
下部ゴルジュ 登山靴でも歩けるようにルートはあるようだが手間だと思う。割り切って沢靴を履いてしまった方が効率が良い。暑い時期なら釜にドボンも楽しめる。極力漬からないように且つ水線から離れないようにいくと膝下くらいで何とかなる。
大きな堰堤区間は中だるみ。2つ目で靴を履き替えたが3つ目以降 滑滝、滑床が多くそれらを歩くのであれば地獄谷西尾根合流直前まで沢靴でよいと思う。ちなみに滑りが多いのでフェルトが良いが秋以降は落ち葉との相性が最悪なのでつらい。 沢装備は靴とヘルメットと補助ザイル程度で十分だろう。滝は全部巻ける。直登できないのは釜滝と源頭の苔むした4m垂直滝くらいかと思う。
登山として登る正規ルートは踏み跡が不明瞭で一部わかりづらい。関東基準だったら間違いなく破線コースになっているでしょう。地図やGPSをよく確認して歩いてほしい。
・魚屋路(六甲山最高地点~有馬温泉)
すごく歩きやすい高速道路。難所もなくわかりづらい場所もないのでナイトハイクにオススメ。イノシシは居そう。
- 難易度
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感想コメント
神戸に用事があったのでそのついでに六甲山を登ってきました。神戸市立自然の家のキャンプ場が取れたらテント縦走でもしようかと思ったのですが…予約が取れなかったので代案を探して面白そうだった【裏六甲 石楠花谷】の下部ゴルジュ帯を沢登りで抜け、そのまま山上まで登山しました。
花山駅で下車し沢へアクセスしようと思ったのですがテニススクールの敷地が通り抜けできなくなっていました。地獄谷から回り込むかと思ったのですが横に目をやると踏み跡があり進んでみると沢まで下りて行けそうだったので見に行ってみたら案の定、沢へ到達。左岸尾根を少し上り石楠花谷出合まで歩きました。出合で沢靴を履きヘルメットをかぶり いざ、入渓。
水量が少なく水は冷たいのだけど問題なく 快適に歩いているとすぐに3m程度の小滝が。その次は右岸にピラー(石塔)のある2m滝、釜の深い2m滝…釜の深い3m滝…4m滝…と続々と小滝が出てきてとても楽しい時間でした。釜滝下の大きな堰は左岸から巻いて穏やかな流れをわずかで釜滝に。…がその手前で誰かロープにいたずらをしたようで すっごいびっくり…! そのロープのくくり方は…やったらいかん…。
釜滝は夏であれば登れるかチャレンジしてみるのですが ちょっと今の時期は勘弁。というか2段目に取りつくのに釜を泳がなくては取り付けないので素直に左岸巻きで通過。そのあとは平凡な沢が続き、次の席は右岸から高巻き。沢に復帰したら登山道と合流したのでそこで登山靴に履き替えました。
登山道を登って三つ目の大きな堰を越えたら滑滝が…!!おや、これはやってしまったか。靴を変えるのは早かった方!?と思いながら進んでいくと…滑床…滑滝…がいくつも。水量は少ないものの水線歩きが楽しめそうではないですか!!!! 失敗したーと思いつつも登山道は登山道で楽しいのでそこまで落胆することもなく展望良好なダイヤモンドポイントへ。一息ついたら六甲山最高峰を目指します。ほとんど車道歩きのような道でぐんぐんと進めました。
六甲山最高峰につく頃には冷たい西風が吹き、日も隠れてしまい気温が低下し寒さが厳しくなりました。お昼も食べずにひたすら歩いていたので小休止をしてから下山。ですが間もなく16時。ヘッドライトを準備して有馬温泉へ向けて魚屋路を下っていきます。観光案内でも出ていた登山ルートなので整備はされているだろうと思っていたのですが とても歩きやすく 石楠花谷登山道と比べたら高速道路。ぐんぐんと下っていけました。道幅も広いところが多く、明瞭で案内もあるのでナイトハイクで歩くこともむつかしくないでしょう。
有馬温泉につく頃にはどっぷり日も暮れてお店も締まって静かな温泉街。まっすぐと神戸の街へ戻ることにしました。
山上では氷も張るような気温の中のぷち沢登りでしたがとても楽しめました。
隣の地獄谷も面白そうなのでまた機会があれば歩いてみたいと思います。
<<今日の主な装備>>
・サロモン Xウルトラ360ミッド
・キャラバン 沢タビinスーパーフィート
・カリマー クリーブ30
・グリベル ステルス
・ロックテリクス ガイドベルト
・SMC レスキューエイト
・ファイトラック フラッドラッシュタイツ
・ミレー ドライナミックボクサー
・ファイントラック スキンメッシュベースレイヤー
・パタゴニア キャプリーンサーマルジップ(常時着用)
・ファイントラック ポリゴン2Ulジャケット(山上から有馬下山まで着用)
・サレワ プーエズアクア3ジャケット(常時着用)
・ペツル アクティク(16:30~から常時点灯)
・シナノ トレランポール13.6NEO
・ANKOU サコッシュ(取り扱いなし)
・吉備人出版 詳細図六甲西編
・地図アプリ ジオグラフィカ
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。