登り納めに赤城山
- 投稿者
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るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2024年12月31日 (火)~2024年12月31日 (火)
- メンバー
- 新潟の山友
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 駒ヶ岳登山口(60分)駒ヶ岳(50分)黒檜山(60分)黒檜山登山口(15分)駐車場
- コース状況
- ・駒ヶ岳登山口に近い大沼駐車場は無料、トイレあり。
・駒ヶ岳への登山道は、急な箇所には鉄階段があり登りやすく整備されています。雪も深くないので登りはアイゼンなしでも歩けました。一方の黒檜山へ登る登山道は雪深く、岩が露出していて歩き辛いです。登りも下りも想定より時間がかかると思います。
- 難易度
感想コメント
帰省のついでに赤城山で登り納めしてきました。谷川岳や魚沼の山も候補に上げていましたが、年末恒例の寒波でサクッと登頂は難しそうだったので、冬でも安定した気候の初級雪山の代表格・赤城山へ向かいました。
前橋まで出ると翌日のニューイヤー駅伝の準備で町は忙しそうでした。年の瀬の雰囲気の中、埼玉よりは寒い群馬の市街地を抜け赤城山方面へ向かうと、標高と共に道路の積雪が徐々に増えていきました。カルデラ湖の大沼(おの)も凍ってましたが、時期がまだ早いのか釣り人はいません。
そんな凍てつく場所にも拘わらず駐車場には多くの車が停まっており、続々と出発していました。
私もおニューの冬靴を履いて早速登山開始。しかし着込んだウエアはレインウエア。足元だけ厳冬期で、なんだかちぐはぐな格好です。赤城山は日帰りで十分楽しめる山ですし、日が当たるとかなり暖かいので、ハードシェルや冬靴でなくとも登れます。靴は3シーズンのコバ付アルパインシューズに、レインウエアやソフトシェルで十分でしょう。夏靴にチェーンスパイクの方もいましたが、黒檜山まで行くと雪が増えるので爪が効かなくなりそうです。スノープレート付きの6本爪や10本爪アイゼンの方が安心して歩けそうです。
駒ヶ岳までは積雪はそれほどではないのでアイゼンを付けずに登りました。山頂からは西側にうっすら富士山、南には先日訪ねた筑波山が見えました。
駒ヶ岳からは一度下り、黒檜山へ登り返します。下る前にアイゼンを着けて、ストックも一本出しました。ストックはラッセルや泊まり装備で重量がある時以外は一本使いが多いです。長年使ったカーボンのストックは冬でも安心。アルミだとシャフトが冷たくなり冬場は触るとヒヤッとして辛いです。寒がりな方には冷たく感じず、かつ軽量のカーボン製がおすすめです。
駒ヶ岳を下ったコルから黒檜山山頂までは残り200mほど。鞍部から見上げた黒檜山は円錐形で見ての通りの急登です。つづら折りの登山道をジグザグしながら登りつめました。下ってくる人もたくさんいたので、道を譲りながら休憩してなんとか登頂しました。
北側の黒檜山までやって来ると県境の山々も見え始めました。登る予定だった谷川岳の山肌は真っ白で、上空は厚い雲に覆われています。皇海山や日光はまだそれほど白くはなかったですが、日本海に近いほど積雪量は多そうでした。
下りの登山道は岩が多く、アイゼンの爪が岩と擦れるたびに不快な音を立てていました。白毛門に似てハイステップの岩稜帯でした。想定より時間をかけて大沼まで下りたら、車道を少し歩いて駐車場へ。赤城神社も大晦日の準備に追われているようでした。
赤城山は距離も程良く、アイゼンや冬靴を試す適度な積雪量もあります。初めての雪山にはもってこいの山なので、南八ヶ岳や北アルプスへ繰り出す前にお試し山行してみてはいかがでしょうか。
【使用ギア】
靴▶スポルティバ/ネパールキューブ
インソール▶スーパーフィート/ウィンターサポート
アイゼン▶グリベル/エアーテックニューマチック
サングラス▶サンスキー/ディプシー
【使用ウエア】
レイン▶ミレー/ティフォン50000ストレッチジャケット&パンツ
フリース▶ミレー/スルーウォームフーディ
アンダー▶ファイントラック/ドライレイヤーウォームブラトップ&タイツ
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。