ニッコウキスゲ求めて酷暑の僧ヶ岳と越中駒ケ岳
- 投稿者
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本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2025年07月14日 (月)~2025年07月14日 (月)
- メンバー
- イオンモール各務原店 本田
他1名
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 第二登山口(48分)遭難広場(5分)第三登山口(94分)烏帽子尾根分岐(35分)前僧ヶ岳(7分)仏ヶ平(20分)僧ヶ岳(33分)北僧ヶ岳(28分)越中駒ケ岳(90分)僧ヶ岳(138分)第三登山口(47分)第二登山口
- コース状況
- アプローチ
・公共交通機関はありません(宇奈月温泉からは遠すぎます)
・宇奈月温泉駅手前から林道別又僧ヶ岳線に入ります(入口に看板がある)
①平和の像の広場入口の小屋にトイレがあります
②第二登山口は平和の像のもう少し先で、ここに通行止看板があり、その手前で駐車可能
(7月14日現在、第二登山口から先は通行禁止)
③第二登山口から第三登山口は一番急な尾根
④遭難広場にあるトイレは使えません(本来ならここまで車が入ります)
⑤遭難広場から第三登山口は林道歩きだが、落石多数
⑥第三登山口から梯子で尾根へ出て、そこから1431mピークまでさらに急登です。一旦下った後はゆるい傾斜に変わります
⑦少しだけ残雪の上を歩く箇所があります。また最近まで雪が残っていた節があります
⑧前僧ヶ岳手前でようやく僧ヶ岳が見えてきます。前僧ヶ岳を下ったところが仏ヶ平
⑨僧ヶ岳山頂から少し進むと、毛勝方面が見えます
⑩越中駒ケ岳方面は僧ヶ岳から下った鞍部周辺が両側が切れた箇所があります
⑪2箇所ほど藪っぽい箇所があります
⑫北駒ケ岳山頂には標識がありますが、通過点という感じです
⑬北駒ケ岳から下った後の登りで鎖場があり、高度がある岩場があります
⑭越中駒ケ岳山頂は劔岳方面の展望もよいです
⑮仏ヶ平からのトラバース道はロープが張ってあり、封鎖されていますので尾根道を使いましょう
⑯立ち寄り湯は宇奈月温泉総湯「湯めどころ宇奈月」が510円
(第四火曜日 9:00~22:00)
- 難易度
-
感想コメント
僧ヶ岳(そうがたけ・1855m)と越中駒ケ岳(えっちゅうこまがたけ・2002m)は北アルプス立山連峰の北端にあたる山で特に僧ヶ岳は春から初夏の雪解け時に、虚無僧や馬などの雪絵が現れることから、僧馬岳や仏ヶ岳などの別称がある。魚津や黒部の街並みからは毛勝三山と共にこの僧ヶ岳はどっしりとした山容が見られます。
僧ヶ岳の仏ヶ平には初夏にニッコウキスゲの群落があり、この何年もこの時期に計画しては北陸の梅雨明けの遅さに悩まされていました。
今年は早く梅雨明けの声を聞き、念願の僧ヶ岳へ登れました。本来は今の時期にちょうど宇奈月尾根の第三登山口1043mまで林道が開通しているはずと思っていた所、今年は残雪が多かったのもあり林道の状態が悪く、開通見込みがないということで仕方なく、宇奈月尾根の第ニ登山口650mからのスタートとなりました。
実は第二登山口から第三登山口が急登で最初のスタートではりきり過ぎると後でばてます。最初は涼しかったものの、風の吹かない樹林帯ではすぐに汗が吹き出します。第三登山口まで1時間とペースは上々。第三登山口から烏帽子尾根分岐までも尾根をひたすら登って行きますが、向かって左からせまってくる山並みを登るのかと思っていたらどうやら登らなくて済みそうで、右の尾根に移って行きます。途中、雪渓が残り、残雪箇所を歩くと涼しさがあります。
第三登山口から前僧ヶ岳まで2時間10分。ようやく僧ヶ岳と越中駒ヶ岳の姿が見えてきました。目標の越中駒ケ岳への稜線がきれいに見えてきましたが、遠いような近いような。
前僧ヶ岳から鞍部まで下るとようやく仏ヶ平。天候が良かったのかもう枯れている個体もあり、黄色の絨毯とまではいきませんが、草原にぽつぽつと咲く黄色の花が見られました。ここから遮る樹林帯もあまりなく、炎天下の中、30分ほどで山頂到着。山頂から目の前に毛勝、遠くに後立山とよく見えます。
まだ9時台なのでここから越中駒ケ岳をピストンします。目の前に見える山は北駒ケ岳でここまではすんなりという感じだが、僧ヶ岳までの登山道とは一変し、右側に切れ落ちている部分や藪が出てきます。北駒ケ岳から先は見えていなかったギャップがあり、近そうで遠い。ちょっとした岩場があり、鎖場もあるが、なんせ暑い。だんだん元気がなくなってきて、山頂に着くころにはヘロヘロになってきた。山頂からはギザギザの剣岳・八ツ峰が見えます。頭がぼっとして、どうやら熱中症にかかった感じで、折り返しの僧ヶ岳まで地獄で意識がもうろうとした中、同行者のポカリスエットに助けられる。
午前より明らかに気温が上昇し、また熱中症にかかり、越中駒ケ岳~僧ヶ岳の記憶があまりないです。
僧ヶ岳からは往路下山、とにかくゆっくり下ることにして事なきを得る。残り少ない水分を補給しながら、酷暑の中、何とか17時までには下山できました。
昔より確実に気温が上がっている昨今、標高がある程度高くても7・8月は本当に要注意です。
夏の中級山岳の服装・装備
ファイントラック 半袖ドライレイヤー+ジャックウルフ半袖Tシャツ
マーモット トレックコンフォパンツ
カンプ 30㍑ザック
スポルティバ登山靴 トランゴトレック
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。



















