厳冬の谷川岳~快晴快適ピークハント♪

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年02月20日 (月)~2012年02月20日 (月)
メンバー
天候
☀☀☀
コースタイム
天神平ロープウェイ(10:05)→熊穴沢避難小屋(11:10)→肩の小屋(12:40)→トマの耳(12:45)→オキの耳(13:05、昼食休憩)→トマの耳(14:15)→天神平ロープウェイ(15:50) 行動時間:約5時間
コース状況
 日本有数の豪雪地帯です。登りはスノーシューがよいでしょう。一部トラバースに肝が冷えますが慎重に。熊穴沢避難小屋は完全に雪に埋もれています。どなたかが掘り起こしていることを期待しましたが…。好天時は問題ないでしょうが、悪天候になり視界が悪くなるとこの先の東側(登りは右側)の雪庇に気づかない場合がありそう。こちらへ進んでしまうと超危険(*o*)/~!!踏み抜いたら一巻の終わりです。トマの耳、オキの耳(山頂)へと東側の雪庇は続きます。西側も急斜面で気が抜けず。山頂の肩の小屋もかなり雪に埋もれていますが、ここは山頂直下なので風が強く、入り口を少し掘れば入れそう。休憩に最適。
 帰りはアイゼンに履き替え、ストックをピッケルに持ち替えての下山が◎。天気が良いと雪が締まり、なおのことアイゼンがよく効きます。シリセードできそうな斜面ですが、左右は急斜面(特に東側は雪庇!)なので怖くてできず。
難易度
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感想コメント

 前回の八ヶ岳に続いてミスを犯しました。それは…アイゼンを忘れたっっ(T_T)/~

 宇都宮I.C.から東北自動車道に入ったとき、はたと気づき大声を上げてしまいました。戻ることもできましたが一時間近くをロスすることになるのでそのまま直行。メローな斜面の上州武尊山へ行こうとも考えましたが、「アイゼンは使用しないのでは」という三人での議論の末谷川岳へ。結局…。
 アイゼンは要ります!!特に下りの時は。下りのトラバースは登りよりも難しく肝が冷えました。それでも僕のスノーシューMSRの『デナリアッセント』(*現在は廃盤モデル)は現行の『EVOアッセント』同様の強力なグリップ力を誇り、何とか下山することができました。他のスノーシューなら…、天候が悪ければ…と考えるとゾッとします。

 また、知りませんでしたが、ここはバックカントリースノーボーダー・スキーヤーが多い。しかもかなりの急斜面。よほど腕に(足に?)自信のある人しか滑れないでしょう。と思って見ていたら、50度超の急斜面を“落ちて”行くスノーボーダーが!!いやー、スゲーッ!!真似したいけど、真似できない。今回の山行がここを滑るバックカントリースノーボードなら間違いなく難易度は【プロ級】ですが…。

 下山後は“日本一のモグラ駅”『土合駅』観光がおすすめ♪ちなみに観光地ではありませんが。温泉は『湯テルメ谷川』がGOOD。入浴料550円で20:30まで営業。入場は20:00まで。第三木曜日が入館日です。

フォトギャラリー

超快晴!オジカ沢ノ頭、万太郎山方面

ロープウェイ内で戦闘態勢へ。

スキー場脇を登ります。

ゲレンデトップへ出ると谷川岳が眼前に。

熊穴沢避難小屋付近で先行の二人組を発見。

先行組を抜くぞーっ!

よい部下を持つとよいネタ(写真)が撮れます。

先行の二人組を抜いたらバックカントリースノーボーダーのグループが。

スノーボーダーを抜き、知人はこの急登を直登!

肩の小屋はやや埋もれ気味。

スノーボーダーの方々も目当てのドロップポイントへ上がってきました。

右の雪庇に気をつけて!

おおっ、オキの耳の付近に人が。

で、我々もオキの耳へ向かいます。

シュカブラ(雪紋)に映る自分をパシャリ♪

絶景に対し、欧米的リアクション!

薄いガスを切り裂いて下ります。

で、振り返ります。

スノーボーダーのシュプール。この右側は50度以上の超急斜面!そしてボーダーはそこへ…。

下山後のおまけ、土合駅の階段。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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