【登山学校実技講座】 花の百名山 日本百名山 白山(石川県)

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投稿者
木德 尚代
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日程
2026年07月04日 (土)~2026年07月05日 (日)
メンバー
天候
晴れ 
コースタイム
11:38時間 距離13.0km  登り1,471m  下り1,484m

一日目 別当 8:00 → 14:00 室堂 → 御前峰 → 室堂 16:00
二日目 室堂 ラジオ体操6:30~ 6:45 →10:33 別当
コース状況
雨予報からの晴れでした。
夜は寒く フリース+ダウン+ニット帽 で快眠できました。(小屋内)
朝天気が悪い予報から素晴らしいご来光なりました
難易度
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感想コメント

霊峰白山。富士山、立山と並ぶ日本三大霊山の一つです。
今回は「霊峰白山登山学校」のガイドでした。

今年は3月に真っ白な「白山百四丈の滝」を日帰りで訪れ、先月は友人ガイドとも登りましたが、何度登っても本当に好きな山です。

今年は融雪が早く、例年なら7月下旬頃に見られるようなお花畑が私たちを待っていてくれました。
4日には咲いていたものの、5日にはもう散ってしまっていたサンカヨウ。これが今年最後の出会いになると思います。そのサンカヨウの傍らでは、キヌガサソウが上品に微笑んでおりました。さらに、アオノツガザクラやコイワカガミ、そして氷河期残存植物であるイワウメにも会うことができました。

ブナ林からダケカンバ、ミヤマハンノキ、ハイマツ、ガンコウラン、そして岩屑荒原(がんせつこうげん)へ。標高を変えるごとに移り変わっていくお花畑。
石川県の郷土の花であるクロユリは、見事な群生となって迎えてくれました。花言葉は「愛」と「呪い」……。

ハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、ハクサンボウフウ、ハクサンチドリ、そして植物分類学の父リンネが命名したゴゼンタチバナなど、「ハクサン」の名や白山にゆかりのある花々にもたくさん出会えました。
「キバナノコマノツメ(高山のキスミレ)」の時には、皆様が早口言葉の練習のようにブツブツと名前を呟いていたのが印象的です。バイカオウレン、ミツバオウレン、ミツバノバイカオウレンの違いにまでお話が及ぶほど、植物に熱心なお客様方で、とても楽しいお花の旅となりました。

「黄色い花はどれも同じに見えて分かりません」と皆様おっしゃっていましたが、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウなども、じっくり観察していくと違いが分かるようになります。花を同定するには、実は「葉」がとても大事です。写真を撮る時は、ぜひ葉っぱも一緒に写してくださいね。

今回、私はミツバノバイカオウレンの写真が撮れなかったので、こちらは次回リベンジしたいものです。ミツバオウレンとバイカオウレンの違いや、テガタチドリとハクサンチドリの違いなど、深い植生ガイドができた充実の2日間でした。

ご参加いただいた皆様、ぜひ今回の山行を振り返りながら、植生の違いや「なぜそこに咲くのか」といった一歩進んだ自然の仕組みを、これからもどんどん学んでいってくださいね!
「なんでこんなに美しいんだろう」――これはお客様がポツリと漏らされた言葉です。白山に植物の固有種はありませんが、下山の途中、なんと白山固有種のカタツムリ「ハクサンマイマイ」に会うことができました!
山への畏怖と畏敬の念を忘れず、白山様に感謝です。皆様、本当にお疲れ様でした。

梅雨時の天気でお天気が心配されましたが、朝は見事なご来光を仰ぐことができ(皆様を起こして回りました笑)、出発前には室堂で一同集まってラジオ体操をするなど、終始笑顔の絶えない楽しい2日間でした。

2日目は予定より早く下山できたため、ちょうど5日で今シーズンの営業を終える「白山高山植物園」へ皆様と散策に立ち寄りました。園内からは、昨日まで自分たちが立っていた御前峰(ごぜんがみね)の美しい展望が広がり、梅雨の晴れ間の好天に心から感謝したひとときでした。

登山ガイド 木徳



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