大雨でのんびり檜尾小屋ステイ

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2026年09月14日 (月)~2026年09月15日 (火)
メンバー
単独
天候
雨・風
コースタイム
【1日目】檜尾橋(70分)赤沢ノ頭(100分)しゃくなげのピーク(90分)水場(10分)檜尾小屋(10分)檜尾岳(6分)檜尾小屋
【2日目】檜尾小屋(60分)しゃくなげのピーク(80分)赤沢ノ頭(60分)檜尾橋
コース状況
○檜尾小屋は避難小屋形態で寝具、食料は持込むか、寝具付き料金を支払うことで利用できます。食料はアルファ米やパックおでん、カップ麺など。お湯を入れた状態で提供してもらえます。お菓子やジュース、お酒なども販売しています。素泊り料金8,200円。テント幕営料2,000円。テン場は小屋から歩いて10分ほど。水場は小屋の手前の沢を下った所です。
○檜尾尾根登山口は路線バスの檜尾橋バス停から道路を少し登った所にあります。バス停には東屋あり。バス内はロープウェイに乗る乗客が多く、補助席も利用されるので一番前の座席がおすすめ。
○帰路は菅の台バス停で降りると、こまくさの湯に立ち寄れます。
難易度
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感想コメント

 いろいろ落ち着いたのでようやくアルプス登山へ。中央アルプスのまだ歩いていないエリアを旅する予定でしたが、やっぱりというか予想通りの雨。とりあえずは小屋まで行ってみるかと、計画通り仕事終わりに駒ヶ根まで高速バスで向かいました。
 今回前泊でお世話になったのは、駒ヶ根バスターミナルから10分ほどの所にあるドミトリー【おかえりヒュッテ】です。高速バスの深夜着でも歓迎してくれたので迷わず予約しました。普通のお宅の中をカプセルホテルのように仕切って各寝床が確保されています。オーナーさんは山好きの方なので、部屋は山小屋のように山の名前がついています。私の部屋は仙涯嶺でした。
 夜遅くに到着したので、同じく翌朝出発するという大学生グループを起こさないよう、静かにシャワーを浴び、昔行った仙涯嶺の微かな記憶を辿りながら眠りに就きました。

 初日は午前中のみ晴れ予定。駒ヶ根駅へ向かう足取りもテン泊装備でも軽いです。駅から乗車した登山客は疎らでしたが、やはり菅の台からは登山客だけでなく観光客もたくさん乗り込んできました。私も車で来ていた時はいつもここから列に並んで乗車していました。これからは紅葉シーズンが始まり、ますます混み合いそうです。
 おかえりヒュッテのオーナーさんに言われた通り、一番前に着席し途中の檜尾橋で下車しました。ここからは孤独な山旅の始まりです。
 しばらくジグザグの檜尾尾根をひたすら登ります。たまに木曽駒方面の岩のスカイラインが見えたり、ロープウェイの放送が聞こえてきたりして、そういえばここは中央アルプスだったということに気がつきます。いつまで経っても稜線に出ないのは空木岳の池山尾根と似ています。千畳敷から少し離れただけなのに深山の趣があるのも面白いです。
 いくつかのピークを越える間に下山してくる登山者とすれ違いました。宝剣を越えて来たのかヘルメットが付いている人や、空木から北上したのか銀マットを携えている人など、皆縦走を終えて晴れやかな表情に見えました。私はこれから雨の中突っ込むというのに。
 稜線にようやく出てもガスで覆われ山の判別がつきません。こんな日はきっと雷鳥に出会えるはずと期待しましたが、遠くで声はすれども姿は見えず。いつの間にか視線の先にぼうっと山小屋が現れました。
 雨が強くなってきたのでとりあえず荷物ごと小屋の中へ。屋根を叩きつける雨音はみるみる激しくなり、思わず小屋泊に変更で、、、と口走ってしまいました。管理人さんもそうだよねという表情でした。
 受付を済ませ中に案内してもらうと、想像以上に綺麗なお部屋に驚きました。リニューアルしてまだ数年しか経っていないそうです。窓の外は激しい風と打ち付ける雨。テントなら数分で浸水して、夜中に小屋へ駆け込む自分が想像できました。

 寝床を整え、ご飯の準備をしてやることがなくなると眠気が襲ってきました。そこへ扉を開けて入ってくる男性登山者が一人。雨に打たれてびしょ濡れで激しく闘い抜いた様子でした。
 テントの中で食べる予定だった一人鍋をしていると、管理人さんと単独男性のグルメ話が始まりました。管理人さんは地元の方で、信州の秋の味覚の話でも始まるのかと聞いてたら、いつの間にかジビエの話に変わっていました。猪、鹿や穴熊、鯨やイルカの話まで。イルカって食べられるのか。鍋に入れたエリンギを噛みしめながらイルカの食感を想像しました。
 食事が終わり寝床に就く前に明日のルートの話になり、男性は縦走を強行するとのことでしたが、私は下山する旨を伝えました。すると嬉しいことに管理人さんが下山飯の候補を教えてくれました。駒ヶ根といえばソースかつ丼が有名ですが、地元の方おすすめのお店は美味しいに決まっています。縦走できないのは残念ですが、下山グルメを楽しみに今回は下る決意をしました。

 雨が少し小降りになったところでゆっくりと小屋を出発しました。足下は悪いはずなのでずっこけないようゆっくり下るつもりでしたが、美味しいものが待っていると思うと足取りが自然に速くなりました。予定より早く下りたので、しゃくなげの湯でたっぷりと湯浴みしてからご飯に向かいました。
 まずは先にスイーツをゲット。旬の果物を使ったフルーツ大福を購入し、その足で道路の終点まで行って石窯で焼くピザが食べられるイタリアンまでやって来ました。下山後ということもあり、2人前はあるマルゲリータを一人で平らげてしまいました。向かいにいた女子2人は食べきれずお持ち帰りしていたというのに。 
 駒ヶ根は何度か来ている場所ですが、今回はまた新しい発見があり貴重な体験ができました。若い時の自分には理解できなかった、山に登ることが全てではないという考えに改めて気付いた旅となりました。

【使用ウエア】
アンダー▶️ファイントラック/ドライレイヤークールタンクトップ
ベース▶️ミレー/クータイウールクルー(メリノウールとポリの混紡素材)
ウィンドシェル▶️パタゴニア/フーディニジャケット
パンツ▶️ノースフェイス/バーブライトスリムパンツ
手袋▶️アクシーズクイン/レイングリップ
ダウンパンツ▶️マウンテンイクイップメント
レインウエア▶️ミレー/ティフォン50000ストレッチジャケット&パンツ

【ギア】
シュラフ▶️イスカ/エア450X
ザック▶️オスプレイ/ミュータント52
マット▶️サーマレスト/プロライトWR
シューズ▶️ダハシュタイン/スーパーフェラータ


 

フォトギャラリー

夜の晴れ間に眺めた南アルプスと駒ヶ根市街。

登山口はバス降りてからヘアピンカーブ登ると出てきます。

最初は晴れていて青空も出ていたのに。

久々のテント装備のハイクアップは堪えますが登山者に優しい配慮も。

ここまでずっと樹林帯。雨が降り出しました。

ようやく稜線出た!しかしガス。。。

滑りやすい岩にはホッチキスステップも。

水場で補給。細いと聞いてましたがしっかり出てました。

檜尾小屋に着いたら土砂降りに。

カモシカさん。登山道には右下の足跡がたくさんありました。

2人分のスペースを使わせてもらいました。快適~。

ストーブあるので雨具はすぐに乾きました。

小屋は明るくて過ごしやすい雰囲気。

テン場は小屋から下って5分くらい。晴れてたら最高なのですが。

晴れ間を見て檜尾岳へ。真っ白。

小屋から眺めた檜尾岳。

空木岳も顔を出しました。

木曽駒方面。宝剣岳のピークが見えます。

下山飯にOZのマルゲリータ。最高に美味しい!

駒ヶ池。晴れていたら中央アルプスが写し鏡になるそうです。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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