雪解け待つ笠取山へ ~ 新地平より雁峠を経て (奥秩父)

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投稿者
伊藤 岳彦
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日程
2012年03月29日 (木)~
メンバー
単独行
天候
快晴
コースタイム
新地平(9:00)-雁峠(12:00)-笠取山(12:45/13:00)-雁峠(13:30)-新地平(15:45)
コース状況
笠取山頂上直下と雁峠南面直下のみ夏道が現れていますが、全般的にまだ雪に覆われていました。
雪も程よく締まっていて、キックステップだけで登れました。
赤布が随所にあり、迷うことはありません。
難易度
Google Map

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感想コメント

春めいた晴天のなか、雪解けの進む静かな沢筋の道をゆっくりと辿り、奥秩父の雁峠と笠取山を訪れ、白く輝く富士山と南アルプスを望んできました。
雁峠周辺では想像していたよりも雪が多く残っており、気持ちのよい雪原歩きも楽しめました。

【ルート案内】
奥秩父主脈上に位置する笠取山(標高1,953m)は、その名の通り端正な笠の姿をした静かな頂で、富士山をはじめ、北岳から聖岳まで南アルプスを望むことができます。
山頂の南側は多摩川の水源となっており、南斜面の山林一帯が東京都水源林となっています。
登山ルートとしては、国道411号(青梅街道)から一ノ瀬高原に入り、作場平から登る方が多いようです。
今回私が訪れたのは、西沢渓谷の手前にある新地平(広瀬湖畔)から亀田林業林道(私有地)を辿り、雁峠へ至るルートで、一般的には奥秩父縦走路のエスケープルートとして使われることが多い道かもしれません。
訪れる人のとても少ない静かなルートですが、赤布の目印はしっかりとつけられていて、南側に面しているためとても明るく、傾斜が稜線まで緩く長く続いているので、トレッキングビギナーの方にも歩きやすい道ではないでしょうか?
何より、広川という川(沢)沿いに道がつけられているので、いつでも水が手に入るのも魅力的です。
林道といっても、砂利道を歩くわけではなく、沢沿いの遊歩道をのんびりと長く歩く感じなので、個人的にはもっと多くの人が訪れるに値するルートだと思っています。
きっと新緑や紅葉の時期は素晴らしいトレッキングができるはずです。

なお雁峠の無人小屋は「老朽化のため緊急時以外使用を控えて下さい」との表示がありました。

フォトギャラリー

雁峠より笠取山を望む

雁峠まで明るい沢筋を辿ります

林道といっても車の進入はありません

いつでも水が手に入ります

なだらかな沢筋が続きます

終始沢沿いの道を辿ります

浅瀬の渡渉が数か所あります

雪解けが進んでいます

雁峠直下

雁峠より南アルプスを望む

端正な容姿の笠取山

燕山方面の縦走路

稜線にはまだたっぷりと雪がありました

陽の強い雪原を辿ります

鞍部より最後の登り

頂上までもう少し

登路を振り返る

山頂より遠く南アルプスを望む

雁坂峠・甲武信岳方面

雁峠の無人小屋は老朽化しており、一般的には使用できません

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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