日の出 麻生山 ~地図読み大作戦~サイトウ編
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年04月24日 (火)~2012年04月24日 (火)
- メンバー
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 8:30つるつる温泉-8:45白岩の滝入口-9:05白岩の滝-10:00林道
-10:45鉄塔11:30-11:55麻生山-13:10鉄塔-13:40三沢橋
-13:45つるつる温泉(定休日)-----瀬音の湯
- コース状況
- 登山道から外れたコースは棘の藪や、ぬかるんだ急登りあり。尾根は比較的地面も乾いています。景色が同じような場所では進むべき尾根を見失いやすいので注意。読図のできる人と必ず一緒に歩きましょう!
- 難易度
感想コメント
自称日光藪こぎ隊隊長(隊員1名)の大島さんに地図読み特訓をしていただきました。
今回のフィールドは「あまり難しくなくて、歩行時間もそれほど長くなくて、お昼にゆっくり時間をとれて、車でのアクセスも楽で、下山後に温泉があり、それでいてしっかり地図読みの練習ができる」という超我がままな要望をみごとクリアした、麻生山に決定!
つるつる温泉の駐車場に車を止めて、今回の登山口まで少し戻ってスタート。(地図A)
まずは林道を道なりに進みます。
「良い天気~♪」前日の雨の雫がキラキラ光った登山道は清清しい。春だぁ。
隊長「はい、ここがB地点だね」
サイトウ「へ、あれ、もう着いたんですか?」
ちょっと振り返ると左側に作業用の林道が。しまった!全然気がつかなかった。
隊長「こういう分かりやすい分岐は必ずチェックして現在地を確かめること」
ふむふむ。そうか。なるほどなるほど。ここで地図と地形を見比べて、これから進む道までの予想をたてる。谷や尾根はもちろん、人口的な記号や滝のマークをチェックして先に進む。
滝の横の登山道手前からいよいよ登山道を外れて読図による山歩きスタート。(地図C)
よく踏まれた登山道についつい吸い寄せられる。
サイトウ「あの、こっちの方が歩きやすいんですけど」
隊長「ダメ」
そう、今回の目的は地図読み特訓。隊長の帽子には「鬼」の文字。
目指す山頂麻生山(地図J)までは地図を読みつつ尾根を追って(選んで)進んでいく。
地点Eからは藪こぎをして尾根へ上がる。
地点Gの鉄塔下でお昼タイム♪フライパンを使って手際よく調理する隊長。
青空の下のホットドックと焼お握りがとっても美味しそう。
隊長「食べ終わったオレンジの皮でコッヘルが綺麗になるよ」
なるほど。早速試してみる。皮の内側の白い方でぬちょ~っと拭いていたら素早いツッコミが。
隊長「いや、外側でね」
下りは私が先頭でゴール(地図S)を目指す。
今回の地図読みで強く感じたことの一つが、地形を予測して歩く事の重要性。
地図を見て、次の目的地までにどんな尾根や谷が出てきて、どれくらいの時間がかかるのか。それが頭にあるのとないのとでは、実際の地形の見方がだいぶ変わってくる。歩き始めは見落としまくっていた尾根と谷を、後半少しづつ自分で予測して発見できるようになってきた。無意識に踏み跡だけを追っていたらルートを外す、誘い尾根だらけだ。
地図を見て予測して、歩いて、予測していた地形の特徴が現れて、現在地を確認して、進むべき方向を確かめて、歩くルートを選んで、また歩く。難しくて判断に迷うところが多々。
林道とぶつかって…
「ゴール!」
なんとか無事に目的地に到着。林道の脇の流れで顔を洗ってサッパリ!
「ふぅ~、内容の濃い山歩きだった!」
帰りの温泉で、傷だらけの体にびっくり。藪こぎは半袖でするものじゃないですね。反省。
【情報】
●つるつる温泉は火曜日定休日で、今回は武蔵五日市駅前33号線を檜原村方面へ10分位のところにある「瀬音の湯」に入りました。とても綺麗な温泉でした。地元産の手作りおみやげも豊富!オススメです。
●今回歩いたルートは登山道ではありません。明瞭な道、道標はありません。
●藪の中を半袖で歩くとあちこち傷だらけ。長袖・グローブ必須。
フォトギャラリー
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。