残雪の西穂高岳
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年05月14日 (月)~2012年05月14日 (月)
- メンバー
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- --着------------出--
--:-- 西穂高口 09:15
10:15 西穂山荘 10:30
11:40 西穂独標 11:50
13:25 西穂高岳 13:40
14:55 西穂独標 15:00
15:30 西穂山荘 15:40
16:15 西穂高口 --:--
- コース状況
- 西穂高口から西穂山荘までの樹林帯は完全な雪道。アイゼン必須です。
スノーシューやワカン等は必要ありません。
西穂山荘から丸山付近までは緩やかな雪面。アイゼン無しでも行けますが、着けていた方が無難です。
丸山以降、独標まではほぼ夏道です。途中、少し雪がある程度でアイゼンは必要ありません。
独標からピラミッドピークは、同様にほぼ夏道です。
ピラミッドピーク以降、西穂高岳山頂までは残雪が多く、12本爪のアイゼン、ピッケルが必須です。気温が高かったため雪質が悪く、アイゼンの効きも悪かったので一歩一歩慎重に進まないと危険です。
独標以降は夏山でも道が険しいため、装備や技術、天候などに不安がある場合は、西穂高岳まで行く事はお勧めできません。
- 難易度
感想コメント
天気が良かったので、日帰りで西穂高岳に行ってきました。
新穂高ロープウェイの始発に乗り、西穂高口へ。
日帰りだと、帰りのロープウェイの時間に間に合わせなければいけないので、時間配分に注意が必要です。
気温が高く、風もほとんど無かったので、西穂山荘までの樹林帯は夏山並みに汗だく。
半袖で十分でした。
西穂山荘から少し登り稜線に出ると、笠ヶ岳から槍ヶ岳、穂高連峰の山々が一望できました。
残念ながら遠くは霞んでいたため、富士山は見えませんでした。
丸山以降、独標を越え、ピラミッドピーク(P8)まではほぼ夏道です。P9かP10辺りに少し道が崩れてて、登りにくい個所がありました。
ピラミッドピーク以降は残雪が多くなり、登山道も険しいため12本爪アイゼンとピッケルが必要です。
急傾斜の雪面の登り降りや、トラバース、アイゼンを装着したままの岩稜歩きが延々と続きます。
P2から山頂直下辺りから、焼岳の上空に彩雲が出ました。
雲が虹色に光ってとてもキレイでしたよ。
山頂直下から山頂への登りは、かなりの急傾斜での雪面の長い登りなので、すごく緊張しました。
山頂からは360度の大パノラマ!!目の前には奥穂高岳、吊り尾根を経て前穂高。
眼下には上高地が広がっています。
帰りのロープウェイの時間に間に合わせるため、あまり長居できませんでしたが、最高の景色が楽しめました。
一日を通してずっと晴れており、ほぼ無風だったため始終半袖で十分でした。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。