東北の名峰をバックカントリースノーボードで~②月山

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年05月31日 (木)~2012年05月31日 (木)
メンバー
天候
☀☀☀
コースタイム
姥沢駐車場(11:10)→姥沢小屋リフト乗り場(11:25)→リフト山頂駅(11:40)→牛首(12:45)→月山山頂直下ドロップポイント(13:20、休憩1時間)→滑走してリフト山頂駅(14:40)→さらに滑走して姥沢小屋(14:50) 行動時間:約3時間
コース状況
【姥沢~リフト山頂駅】
雪が全面に付いている。何せ月山スキー場は7月まで営業しているのだから。またリフト山頂から姥ヶ岳へ向けてTバーも運行されており(乗車料金は不明)、コアなスキーヤー、スノーボーダーは燦々とした太陽のもと、まだまだ滑りを楽しんでいた。

【リフト山頂駅~月山】
延々とトラバース!!姥ヶ岳へ登り、稜線伝いに牛首~月山へと夏道があり、一部はもう出ていたが姥ヶ岳まで登り返す気力も体力もない。しかしトラバースはきつく、所々深さ数メートルのクレバスもある!牛首からは徐々に高度を上げるが山頂直下で雪は切れ、残念ながらここからドロップすることにした。
難易度
Google Map

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感想コメント

 *山行とは関係ないが、当初は鳥海山を2ルート、二日間かけて登って滑ろうと思っていた。しかし出発日(5/29)、突然転勤の辞令を受け、その足で前日の鳥海山バックカントリーを行い、この日は早めに帰って転勤の準備をしようと思っていた。でもせっかくだから姥沢まできて月山を眺めてみようと思ったのが運のツキ。天気も最高で、眺めたら我慢できなくなってしまったのだ(^o^)v!!登るつもりは無かったので出発はかなり遅くなってしまったがリフトが利用できるのでこんなチャンスはない。さらば東北、さらば宇都宮ぢゃーーーーっっ!!と思い出づくりに山行開始。

 リフト乗り場まで結構歩く。今日は暑くすでに汗ぐっしょり。でもベースはファイントラック、セカンドはメリノウールだから濡れ感、冷え感はゼロ♪リフトからはスキーヤー、スノーボーダーの歓声も聞こえる。リフト山頂駅からは雪を抱いた南の朝日連峰まできれいに見えた。

 月山の山頂もすぐに見えたが直下は雪は付いていない。うーん、滑走距離は予想よりやや短いか。長いきついトラバースに備え、早々にアイゼンを装着する。すでに滑って下りてくるスキーヤー二名と会った。牛首辺りで休憩中、登ってきた地元の女性(日帰り縦走スタイル)と話し込んだが、ここには8月になっても雪を求めてスキーヤーが登ってくるらしい。山頂直下からは朝日連峰を正面に見ながら滑走できた。ここで休憩中、普段は立山でガイドを、ガイドの仕事がないときはみくりが池温泉で働いているという下りてきた男性スキーヤー(単独)と会い、話し込む。昼前に山頂から東側斜面を数本滑ったという。うー、早く出発すればよかったぁ!彼は挨拶後、奇声を上げながらすごいスピードで滑っていった。う、うまい!!スゲー♪数十秒で彼の姿は米粒のように小さくなり、2分後くらいにはリフト山頂付近へ着いたようだった。僕もあとを追うため準備しドロップしたが、彼のようなスピードは出せず、ビビッてロングターンを繰り返すのみ。しかもクレバスがいくつかあるので見極めながら慎重に飛び越えた。すぐにのろのろトラバースへ…嗚呼無念。どうしてもリフト山頂駅まで戻れず5分ほど登り返し、スキー場へ入りボール状の沢を登山者に気を付けながら滑り降りた。こうして今シリーズ第二弾【月山(1979.5m)】は無事終了し、あとは長い長いドライブが待っていた…。

 平日だったこともあってか、鳥海山、月山とも登山者は比較的少なかった。それでも百名山。ちと寂しい(人気がない)なと思ったが、でもめちゃくちゃ魅力のある山ばかり。関東近郊の山のように団体はいないし、登山口の車も少ない。単独か少人数の登山者ばかりで、みなそれぞれの山行を楽しむ地元の人が多かった。二日間を通じてスノーボーダーは僕一人だったが、スキーヤーもガンガン攻めるという人は少なく(*立山のガイドは例外か)、それぞれがマイペースで山を楽しむ人が多かった。素敵な山ばかりでなく、素敵な人、素敵な風土がありそうで、山に限らず是非また訪れたいと思った。この山行後数年は東北の山へは来られないだろう。これからは『加賀の山』を極めるべく金沢へ向かいます!

フォトギャラリー

トラバースから姥ヶ岳を見上げる。

快適なリフトに乗車。らくちん♪

樹の寝方で豪雪具合が想像されます。

リフトを下りました。「月山」と看板がありますが見えているのは姥ヶ岳。

で、月山へ向けて出発。

スノーボーダーの方を尻目に進みます。

振り返ればトラバース。

行き先もトラバース…。

ワァーオ!クレバス。

姥ヶ岳もようやく遠くなりました。

そうしたら月山山頂も間近に。

地元の女性(単独)に写真を撮ってもらいました。

イワヒバリですかねぇ?

徐々に高度が上がり、朝日連峰もきれいに見えて。

ここでも恒例の自分撮り。そしてドロップ。

一気に滑って振り返る。え、8枚目の写真と変わらないって??

この沢へ滑り込みたいですが登り返しを考えると…。

スキー場のトップ(リフト山頂)へ戻ってきました。

スキー場脇の沢を滑っていよいよフィナーレ。

ありがとう。また来るよ。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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