滋賀県 裏比良 猪谷(ししだに)
- 投稿者
-
戸田 竜也
アミュプラザみやざき・やま館店
- 日程
- 2012年08月06日 (月)~
- メンバー
- GRAVITY RESEARCH KOBE 戸田
神戸本店 森松
GRAVITY RESEARCH KOBE 荻野
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 入渓口9:00→二股出合11:45→林道13:00→入渓口14:30
- コース状況
- 昼なお暗い急峻な谷です。前半は穏やかな渓相。中間部は傾斜の強い滝登りとなり、後半、また穏やかになります。水量は少ないものの、蘚苔類に覆われた岩の中でラバーのフリクションを確かめつつ滝を登攀していく慎重なクライミング技術がモノを言います。
何箇所か巻くこともできずにシャワークライミングを強いられる滝がありますので、クライミングに慣れていないメンバーがいる場合はロープでの確保が必須となります。
沢を外れて林道に抜けてからはただ下るだけですが、途中、林道が崩落してかなり危険な個所があります。慎重に通過しましょう。
ヒル、います。一人被害に遭いました。
- 難易度
感想コメント
まだまだ「下界」は暑い日が続いています。何はともあれ沢登りが気持ちいいです。それもシャワーをたっぷり浴びれる滝が続く谷に限ります!とか言っていますが、泳がないといけない釜や瀞が出てくる沢が単に怖いんですよね・・・。それだけです。
猪谷は、裏比良の沢の中にあっては険しい方に入るそうで、さぞ楽しい滝登りが楽しめるのだろうと思っていました。ところが入渓してからしばらくは穏やか~な雰囲気。早く滝がでてこないかと汗だくになっているところへ最初のゴルジュが現れました。とにかく体が茹だってますから、シャワーを浴びて体を冷やします。その後は多少の間隔を置いてゴルジュが連続し、楽しい滝登りを満喫しました。
何箇所かフォローにロープを出しました。パーティーは皆クライミング経験者ではありましたが、全ての滝を直登していったので難しい滝では必要不可欠だったと思います。ある滝では、登攀中にホールドが欠けてフォローが墜落することも。ロープでの確保をしていて良かったと思った瞬間でした。無理をせず高巻きした方がいいところもあります。
最後は稜線まで抜けずに、傾斜が緩んだあたりからハイクアップして横谷林道まで抜けました。途中、林道が崩落している(地図上でも破線になっている)箇所を下りましたが、嫌な感じでした。かなり歩きづらいので十分注意してください。
フォトギャラリー
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。