乾徳山からかっこいい富士山を眺める。

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年08月27日 (月)~2012年08月27日 (月)
メンバー
天候
快晴
コースタイム
コース状況
扇平を過ぎ、樹林帯を越え、山頂直前の岩場に若干の鎖場やハシゴ箇所があります。慎重に進めば危険ではありませんが、最後の山頂直下の50度の鎖場はなかなか手強いです。しかし自信のない方向けの迂回路もありますのでご安心。
難易度
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感想コメント

山梨県にある日本二百名山、「乾徳山」に登ってきました。
首都圏から3時間弱でアクセスできて、日帰り登山にはなかなかよい山ではないでしょうか。

前夜3時に乾徳公園無料駐車場に到着し、車中にて仮眠。翌朝5時に出発!
月曜日ということもあって他の登山者は我々以外に1組だけ。静かな山歩きが楽しめそうです。
更に加えて雲一つないいい天気!曇る前に早く山頂に着きたいといやでも焦ります(笑)

今回登りに使ったのはオソバ沢という沢筋に沿って登るルート。
歩きはじめからしばらくは山梨県らしい(?)深い樹林帯の中を登って行きます。
空は晴れていても、このコースには日差しがほとんど入ってきません。おかげで涼しい!
途中、「銀晶水」「錦晶水」というキンキンに冷えたおいしい水の湧く水場を経て、人の背丈程あるススキの原っぱのようなところに出ます。一気に太陽がお出迎え!暑いです。

ゆるゆるとススキ原を進んで行くと「月見岩」というおおきな岩が3つあるスポットに出くわしました。
座るのにちょうどいいような岩、そこから眺める山々を従えた富士山の眺めはまさに絶景。
思いがけずしばらく休憩してしまいました。

月見岩を過ぎ、しばらく歩くとまた樹林帯の中に入ります。
やや道が不明瞭な所もありますが、木に巻き付けられているリボンの目印を追っていけば大丈夫。

しばらく進むと今度は岩場が出てきます。
手足を使って登る、渡る、鎖場は楽しいです。

そして最後。山頂直下の10mほどの鎖場!上から下までクラックの走る、推定傾斜50度程の最大の難所です。(鎖場が苦手な方むけに迂回路もありますのでご安心を)
取りついてみると意外とホールドはなく、全般にいやらしい鎖場です。でも鎖をつかんでいれば大丈夫!適度な高度感が味わえて爽快です!

山頂は石がごろごろしている中にお社が建っていました。
乾徳山山頂!遥か遠くに金峰山の山頂の岩が見えます!
6畳ほどの広さしかないのであまり大勢でのんびりとはいきませんが今日は他に誰もいないので我々で独占!

しばらく休んで黒金山に向かう予定でしたが、あいにく縦走路はものすごくうっそうとした樹林帯…
ごつごつした稜線歩きを期待していたのでその様子を見て断念しました。縦走はもう少し葉も落ちた頃に。

そのまま地図上の「下山道」という道を下ります。
この下山道というのがくせもので(笑)くだりが苦手な我々を苦しめました…
土と石の道ならまだしも、あきらかな涸れ沢道。斜めに這う岩と草でスリップの連続。時折リボンも見失い、なかなか苦戦してしまいました。
ようやく涸れ沢を抜け、普通の道を下り、ヒュッテ跡に到着。そのまま来た道を帰るのでは面白くないので、道満尾根を通ってくだりました。こっちは道も明瞭で迷うことはありませんでした。

当初は黒金山まで縦走してみっちり歩く予定でしたが、この乾徳山は慌ててがつがつ登るよりも、のんびりと景色を楽しみながら登る山だと感じました。中でも月見岩からの眺めは本当に絶景でした。
体力や鎖場に自信のない方でも月見岩まで行って富士山を眺めながらお弁当を食べるだけでも十分に楽しめる価値があると思います!(でも鎖場も楽しいよ)

この夏富士山に登ったあなた!今度は是非「富士山を眺める登山」をしてみませんか?

フォトギャラリー

月見岩より富士山を望む

さあスタート!

お弁当を食べるのにもってこいの「月見岩」

奇岩がお出迎え。迫力!

おもしろい名前の岩です

おお!こりゃあ楽しい!

鎖場!いいぞ!

鎖の先には…

山頂からの富士山もかっこいいぞ!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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