厳冬期 八ヶ岳・赤岳敗退

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2013年02月18日 (月)~2013年02月19日 (火)
メンバー
天候
初日みぞれのち雪、2日目雪
コースタイム
初日 美濃戸口→(70分)→美濃戸→(70分)→堰堤広場→(90分)→赤岳鉱泉
2日目 赤岳鉱泉→(60分)→行者小屋→(100分)→中岳道と文三郎道の分岐→(45分)→赤岳鉱泉→(120分)→美濃戸口
コース状況
初日、積雪が多くパウダースノーでさくさくと登りやすかったです。アイゼン無しで登りました。ずっとみぞれのような雪が降っていました。
2日目、出発時は晴れ。夜中雪が降っていたため積雪がかなり多く、行者小屋まではトレースがあったものの、その先はトレースが消えていました。もふもふのパウダースノーです。元のトレースに膝くらいの積雪がありました。しばらくラッセルで挑みましたが(主に男性陣と元気はつらつな女性陣が)、吹雪き始め、ラッセルも困難だったので撤退しました。
難易度
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感想コメント

初日、体調不良だったので、とりあえず赤岳鉱泉まで行って、2日目の赤岳登頂はその時の体調によって決めようと思って出発しました。赤岳鉱泉に着くと先に到着していたみなさまに温かく迎えられました。初めて泊まった赤岳鉱泉。夕食に頂いたステーキが美味しくて、それだけで幸せを感じて行って良かったとかなり満足してしまいましたが、目的は明日だったと我に返り翌日に備えて21時半就寝。みなさまは23時頃まで宴会をしていたようです。めっちゃ元気です。

2日目、雪が降り続いていました。こんな天気の中あの八ヶ岳の主峰・赤岳に登るなんて、体力・技術・経験からして私に出来るのかものすごい不安でしたが、10時半になったら引き返すということで7時半過ぎに赤岳鉱泉を出発。もふもふの雪。年末の積雪とは比べものにならない量でした。行者小屋からは先へ誰も行っていなかったようで、初のラッセル体験です。楽しいけど、正直しんどい。みなさまはキャッキャしていましたが、私はこの先もまだ行くのかととても不安になりました。途中で他のパーティーも加わり、主に男性陣によるラッセル祭りです。次第に吹雪き始め、これから先は厳しいだろうというリーダーの判断と時間制限で、撤退しました。残念ではありましたが、本格的な雪山を少しでも体験出来てとても楽しかったです。

赤岳鉱泉に帰って来てから、名物のカレーを頂きました。私が選んだのはバンシャブカレー(5辛)です。オシャレなカフェでランチしているみたいな感覚でした。幸せってこういうことだと思いました。

厳冬期の八ヶ岳は非常に厳しいです。不安な方は、信頼できるリーダーの指示に従って、充分な雪山装備(ヘルメット、ハーネス、ピッケル、アイゼン、防寒着など)で安全で楽しい雪山登山にしましょう。無理はしない!

フォトギャラリー

冬靴いっぱい

これが噂のー!

ステーキ!

朝ごはん

赤岳へ

行者小屋

5辛

滑る人々

背負子さん

お疲れ様でした!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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