沢デビューは雨棚で~西丹沢 大滝沢~
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2013年07月31日 (水)~2013年07月31日 (水)
- メンバー
- 天候
- 薄曇り時々晴れ
- コースタイム
- 大滝沢林道(10分)大滝沢入渓(80分)マスキ嵐沢出合(40分)地獄棚(20分)雨棚(20分)地獄棚(60分)登山道(20分)大滝橋
- コース状況
- 水量はやや少なめ。沢、河原、登山道、どれも危険個所は特にありません。
地獄棚から雨棚に上がる際に避けられない滝が1つあります。かなり滑るので、初心者がいる時や不安がある時はロープを出した方が良さそうです。
この日はザンチ有りでしたが、一応ハーケンは持って行った方が良いかも.
初心者でも行かれますが雨棚まで行くならロープワークが出来る経験者と行った方が良いと思います。
- 難易度
感想コメント
今回、初めての沢登りを楽しんで来ました!。
沢と言えば水、ですが私泳げません。そして、ヒルとかうにょうにょ系は大っ嫌いです。
そんな私が楽しく行かれる沢を!、との希望にドンピシャで応えて下さったOさん、感謝です。
バス停から10分程林道を歩いてすぐ入渓。
ここ何日か大雨が至る所で降っていたので水量が気になっていましたが、むしろやや少なめだとか。
水の中をバシャバシャ歩くのなんて、子供の時以来でしょうか。
最初は滑りそうでおっかなびっくり歩いていましたが、それでも楽しい!。水の冷たさが気持ちいいです♪
今回は大きい滝を見る沢歩きなので、滝を見ながら巻く事もしばしば。
斜度が強いのと連日の雨のせいか土がグズグズ。ズルズルとずり落ちて行きそうでしたが確保していたので、若干引き上げてもらう所もありました。
・・・いつまでも手のかかる子ですみません(´▽`*)。
それにしても沢を歩くのは楽しい!オタマジャクシも沢山見つけました(#^.^#)。
大きいナメを歩きながら、ふと後ろを振り返りました。
「ふ~ん。ここを流れている水はこんな光景を見ながら流れ落ちているんだね」(清水の感想)
河原を歩く時と沢の中を歩く時の光景は、全然違いますね。自分が沢の一部になった様な感覚です。
沢を歩き、巻いて登山道を歩き、堪能している間に「ほら、見えてきたよ」とOさん。ふと正面を見て、
うわぁ~~!!大きい!!
1つ目の目的、地獄棚に到着です!!
ここで昼食をとり、いよいよ雨棚に向かいます。
その前にロープワークの確認を少し。
1か所、滝登りがあるのです。
滝登りではまずOさんが
「どこに足をかけているか、ちゃんと見ておくんだよ」
と言葉を残し、スルスルと登っていきます。
何か滑りそうだなぁ、上がれるのかなぁ・・・(>_<)。
ロープ設置したOさんが「いいよー」と言いながらロープを垂らします。
ロープをつけていよいよ登ります!
すっごいヌルヌルです!手をかけても足をかけてもツルツル滑って徐々にお釜に沈んでいきます。
ロープでつながっているから良かったものの、泳げない私としては身一つだったらかなりコワイ。
もがいて沈んでいく私にOさんの一歩めなんて、もうとても一歩めにならん。こんな所を登ったなんてOさんはやっぱりスゴイ!
別の意味で、私のこの状況もスゴイ!
一歩めにかかる所まで、半分Oさんに引き上げてもらいました(*ノωノ)。
お釜を脱出したら後は何とかなりそうです。
「ちょこっとのぼらせてよぅ」
目の前の滝と岩にお願いしながら、ようやく上がる事が出来ました(#^.^#)。
沢の中をバシャバシャ歩いてたどり着きました!雨棚です!!
V字に切れた所を勢い良く流れる滝は
精悍!
って言葉がぴったりなほどカッコイイ。ここまで来られて本当に良かった♪♪。
そして、登ったら下るのです。
先ほど苦労した滝は、懸垂下降で苦労なくクリア。
時間が押しているので、少し急ぎ気味で下ります。
大きめのナメで前を歩いていたOさん、ふと立ち止まり
「そうそう。こういう所は滑るから・・・」
「うわぁぁぁぁ~~~!」
急いで下っていた私、勢い止まらずすっ転びそうに。転ばなくて良かった♪。
焦らず急ぐ、これ大事ですね。
初めての沢は、今思い出してもワクワクしてくる程、とても楽しかったです。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。