白馬岳でテント泊~風吹大池にも立ち寄り~
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2013年09月10日 (火)~2013年09月12日 (木)
- メンバー
- 天候
- 晴/雨
- コースタイム
- 一日目:猿倉(60)白馬尻小屋-大雪渓-(150)岩室跡(120)白馬岳頂上宿舎(テント泊)
二日目:白馬岳頂上宿舎(20)白馬山荘(15)白馬岳(80)小蓮華岳(100)白馬大池(100)天狗原(180)風 吹大池
三日目:風吹大池(180)天狗原(70)栂池自然園-ロープウェイ・ゴンドラ-栂池高原
- コース状況
- 大雪渓は落石が多いので、前方をよく見て音にも注意して進みましょう。また、今回は使いませんでしたが、9月に入っても年によってはアイゼンが要ります。使用の有無に関わらず、6本爪アイゼンは必ず持って行って下さい。岩場、ザレ場が多いので、落石を起こさないよう注意が必要です。乗鞍岳から先の岩場は濡れていることが多いので、滑らないよう慎重に行きましょう。風吹大池までの道は、迷う所はありませんが、人が少なく未舗装の箇所が多いので歩きにくいです。老朽化した木道や、ぬかるみに注意して下さい。また、2013年版の昭文社の地図では、分岐から池まで2時間20分と書いてありますが、実際には3時間かかります。時間に余裕を持って行きましょう。ちなみに小屋、テントともに予約制です。
- 難易度
感想コメント
「日本アルプスでテント泊したいんです(≧▽≦)!!」
と目を輝かせる愉快なお店のメンバーやまむーと一緒に、女子二人でテント泊♪
色々迷った末、今回の行先は白馬に決定!
夜行バスで早朝に白馬駅に到着。天気は良好。
朝日に照らされた白馬の山々を眺め、二人ともすでに大興奮!!
タクシーで登り口の猿倉まで向かい、いよいよ出発☆
強い日差しに汗だくになりながら辿り着いた大雪渓は、9月とあってだいぶ雪も融けている様子。
今年は8月後半の大雨の影響で雪渓はクレバスだらけになってしまい、左側の巻道を歩かなければならないとのこと。しかしこの巻道、土砂崩れの影響でひどくザレていて歩きにくい。落石に備え、少し間隔を開けて歩くことに。
神経を使う急な登りでしたが、さすがは花の山!夏山シーズン終わりにも関わらず、ミヤマキンポウゲ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロなど沢山の高山植物を楽しめました。
テントの受付で立ち寄った小屋の方曰く、「今年の大雪渓は10年に1度のハードさだよ」とのこと。
さらに、風吹大池に行くことを伝えると「今年は三組しか聞いてないな~、でも絶対に良い所だよ」と。三組と聞き不安がよぎりつつ、期待も膨らみます。
この日はガスってしまい、夕日は見れませんでしたが、2日目の朝は快晴!
眼下に見事な雲海が広がり、山頂からは剱・立山連峰はもちろん槍・穂高方面まで見渡せました!
そして、これから歩いていく長い稜線が。。これぞ北アルプスの醍醐味です!
気持ちのいい稜線歩きを楽しみ、白馬大池へ。この辺りから少しガスが出てきました。白馬乗鞍岳を越え、急な岩場を下り、木道をしばらく行くと風吹大池の分岐に出ます。最初は湿原が続きますが、その後は人の少ないワイルドな道に。アップダウンを繰り返すぬかるんだ道、地図のコースタイムを過ぎても一向に辿り着かない焦り。。心が折れそうになりましたが、二人一緒だったのでなんとか到着。時すでに夕方。テントを張ってしばし反省会。。
ともあれ、幻想的な風吹大池は静かで素敵な場所でした。
次の日はあのワイルドな道を分岐まで戻り、栂池に下りました。
風吹大池には、今度はもっとのんびり行きたいと思います。
雪渓・稜線歩き・高山植物など、白馬岳は北アルプスの魅力が盛りだくさん!
オススメです☆
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。