富士山にて雪上訓練

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2013年11月28日 (木)~2013年11月29日 (金)
メンバー
天候
曇りのち晴れ
コースタイム
一日目 09:30 馬返しスタート 11:20 4合目 13:30 5合目周辺にて幕営

二日目 03:40起床 06:00テント撤収・行動開始 08:006合目周辺にて雪上訓練(コンティニュアンスのビレイ、滑落停止) 12:00下山
コース状況
馬返しから5合目までは樹林帯で、丁度4合目あたりから地面の凍結が見られた。
また、5合目以降は風が四方から強く吹きつけ幕営の際も石と張り綱でテントを固定しなければ吹き飛ばされそうな程であった。
 夜はテント内で氷点下4℃~5℃にもなり、度々目が覚めてしまった。
6合目以降に積もった雪は非常に硬くなっており、それより先に進むにはかなりの熟練が必要に思えた。風は常に止んだり吹いたりを繰り返しており、一時的に止んだからといって上に進もうとすると突風の真っ只中に晒されることになるので十分な注意が必要である。
難易度
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感想コメント

冬の富士山は初めてでしたが、凍った斜面、常に吹き付ける強風等、今までに登った雪山とは異質なものに感じました。他の山で雪上訓練やビレイ技術を習得している人でも、冬の富士山を上まで登るには一度富士山で雪上訓練を行い、ここでの環境について良く理解しておくことが非常に重要であるように思えました。
磨かれた氷にはピッケルは深く刺さらず、滑落停止も、止めるのがよりシビアに感じました。
 凍った樹林帯や道路では、相原君の持ち込んだバンドタイプの簡易アイゼンが大いに役立っていました。非常にコンパクトで装着も楽なので、次回から私もアプローチの際に積極的に使っていこうと思いました。

フォトギャラリー

4合目あたりから凍結しています。

12本爪アイゼンは必須です。

5合目

燃えるような夕焼け雲

ビレイ訓練

水平に見える飛行機雲

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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