愛知県三河の山・黍生【きびゅう】

展望のよい山ということで前々から気になっていた
三河の里山・黍生。
標高が３７４mと低いので寒い時期まで手が出せな
かったのだが、今回訪れることができた。

里山歩きは里も含めて歩くと、その魅力が増す。
香嵐渓の多目的広場からの周回コースを時計回りで
歩いてみた。

あさの張り詰めた空気の中、巴川沿いに歩きだすと
徐々に体が温まってくる。
JAあいち豊田足助のわきから入谷戸の田園に入って
いくころにはジャケットのベンチレーションは全開
になっていた。
登山道に入るととたんに急な登りになり、息があが
る。カサカサと落ち葉を踏みしめてひと登りで山頂
に抜け出た。

評判通りの展望に、しばしみとれる。
一番奥に見える御嶽山は、もう真っ白だ。
手前の恵那山にも薄く雪がついている。　
西のほうには名古屋の都心部も浮かんでいた。

すぐに降りてしまうのはもったいないので、
ちょっと早いお昼ご飯を楽しんだ。
ポットの温かいお茶が、染みる。
日当たりのいい岩の上で、気がつけば小一時間
の時が過ぎていた。

電車とバスを乗り継げば、公共の交通機関でも
くることができます。
ちょっと予定のあいた休日に、オススメのハイ
キングコースです。