残雪の巻機山へ
- 投稿者
-
伊藤 岳彦
横浜西口店
- 日程
- 2011年04月14日 (木)~2011年04月15日 (金)
- メンバー
- 藤沢プラザ店 伊藤 岳彦
- 天候
- 快晴無風
- コースタイム
- 六日町駅→沢口バス停11:20→清水12:20→井戸尾根六合目15:30(幕営)
幕営地7:00→巻機山最高点8:30~9:00→幕営地9:40~10:50→清水バス停11:50→六日町駅
- コース状況
- まだまだ雪が多く、夏道はおろか避難小屋まで雪に埋もれています。登山口の標識も埋もれているので、最初から地形をよく判断して、自分でルートを選んでいきます。この時期になると、山スキーヤーが入っているので、スキーの跡が目安になります。前半の樹林帯ではところどころ赤布が目につきます。
井戸尾根は全体的に広い尾根なので、どこでも歩けて快適ですが、ガスにまかれた時は注意が必要です。特に森林限界上で視界の悪いときは、方向を見失いかねません。
一日目、気温の高い日中は、雪がくさっているので、幕営地までキックステップで登りました。
二日目、朝はアイゼンを付けましたが、山慣れた方は必要ないかもしれません。
車で登山口駐車場まで入る方は、スノーシューがあると便利でしょう。
なお、駐車場の除雪は丁度15日に行われていました。そろそろ開通するものと思われます。
雪がきれいな山域なので、水を作るのがとても楽でした。
行動中は暑かったのでTシャツ一枚で充分でしたが、雪目・日焼け対策は万全にお願い致します。
- 難易度
感想コメント
純粋に春山の素晴らしさを堪能したいと思い、泊まりがけでゆったりと上越の名峰「巻機山」に登ってきました。豊富な残雪のなかを、縦横無尽に歩き、気に入ったところで幕営できるのは、自由度の高い春山ならではのことです。今回は、雲一つない晴天の下、六合目の雪原で一晩過ごさせて頂きました。久しぶりに空の青さや夕日の美しさ、白い山並みに感動し、日常で染み付いた穢れを落とすことが出来たような気がしました。わずか一晩でしたが、山の優しさに触れ、じっくり山と向き合えたと思います。
巻機山は、有名な米子沢を懐に抱きながら、草原状のたおやかな山容をもつ美しい山です。比較的アプローチがよく、首都圏からは夜行日帰りで行かれる方が多く、山スキーから紅葉の時期まで賑わいます。山に興味をもった方には是非多く訪れてもらいたいところです。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。