八ヶ岳 中山尾根(日帰りバリエーション)

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投稿者
小山田 隆博
日程
2014年02月28日 (金)~
メンバー
小山田、河合(名古屋栄店)
天候
晴れ
コースタイム
美濃戸(1時間)美濃戸口(2時間)行者小屋(10分)中山乗越(40分)取付き(5時間)中山尾根終了点:トサカ岩下(40分)地蔵尾根頭(25分)行者小屋(1時間)美濃戸口(40分)美濃戸
コース状況
全体的に積雪は多めでしたが、トレースが付いていたのでラッセルに苦労することはありませんでした。
中山尾根はベルクラ状となっているとホールドが細かく難しく感じると思います。特に下部岩壁1Pは直上ルートを取るとホールドが乏しく、微妙なバランスが必要です。
上部岩壁は傾斜が強い部分が多く、思い切ったアイゼンワークが必要です。トサカ岩の下が通常の終了点ですが、その上も登れるようです。
装備ですが、ダブルアックスよりもシングルアックスの方が良いかもしれません。残置支点は多くありますが、雪の付き方で埋まることもあるのでハーケン類やキャメロット(小さめ)を持っていくと心強いでしょう。
難易度
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感想コメント

 春のようなポカポカ陽気の中、八ヶ岳の人気バリエーションルートの一つ中山尾根を日帰りで登ってきました。久しぶりの12時間行動は体に応えましたが、充実感の高い一日で大満足です。中山尾根はピッチ数も多く、難易度、高度感など総合的な力が試される好ルートです。ただ、人気ルートなので順番待ちも多いようなのでそれを含めて行動時間を考えたほうが良いと思います。

フォトギャラリー

出発はまだ日の出前。僅かな仮眠時間で長い一日が始まりました

美濃戸口を過ぎ、ここから南沢。

天気予報はイマイチでしたが、次第に晴れ間が広がってきました。

中山乗越。先行Pのトレースに助けられました

下部岩壁。雪がついていないと黒々しています。

取付き前にはやや細いリッジがあります。

左手には石尊稜と大同心、小同心が望めます

1Pがやや細いホールドガヤらしい。河合さんの見事なリード

中間部は岩混じりの雪稜。奥が上部岩壁です。

阿弥陀岳もきれいに見えました。絶好の展望です

上部岩壁。上には韓国人の7人パーティがいました。

上部はややかぶり気味。リード中に一枚撮ってみました。いい高度感です。

フォローしてくる河合さん。

振り返ると絶景が広がります。気分は最高!!

終了点から。トラバースして稜線に出ます。遠くには富士山が見えます

赤岳もかっこよく聳えていました

稜線をテクテク歩き・・・

地蔵尾根からあっという間に行者小屋へ

行者小屋にて。終日良い天気に恵まれました

帰りの南沢でカモシカに遭遇。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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