ステッキ/トレッキングポールを選ぼう

01 ステッキ/トレッキングポールの特徴

お客様『種類がいろいろあるみたいだけど、持ち手のカタチが違うのはなぜ?』 店員『使い勝手が異なるので、用途に応じてお選び下さい。どちらも足腰の負担を軽減するのに役立ちますよ。』 ステッキ グリップ部分がT文字で上から握りこむタイプ。1本で使用します。 こんな方におすすめ! ⇒普段の歩行に近い感覚で使用したい ⇒不安定な足場でバランスを保ちたい ストック スキーストックのようなグリップのタイプ。2本使用が主流です。 こんな方におすすめ! ⇒リズミカルに、テンポよく歩きたい ⇒よりヒザ・腰への負担を軽減したい ⇒重い荷物を背負うことが多い

02 ステッキ/トレッキングポール選びのポイント

お客様『荷物を軽くしたいから、できるだけ短いものを選びたいのだけど・・・』 店員『登りと下りでは必要な長さが異なります(※図1参照)。適切な長さに調節できるものをお選び下さい。』 ATTENTION 下りでは体を支えるためには、登りよりもポールに長さが必要です。 !適切な長さのチェック方法 下記の状態で、まだ10~15cm程度長く伸ばせる余裕があるものをお選び下さい。 ステッキの場合 自然にひじが伸びる状態 ストックの場合 ひじはほぼ直角

03 調節の仕方(一般的なものの場合)

  1. 太いシャフトを左手に握り、細いシャフトを右手で握ります。
  2. 細いシャフトを手前側(左方向)に回すと、ロックがゆるみます。
  3. 長さを決定したら、細いシャフトを奥側(右方向)に回し、しっかりロックさせます。
!長さの調節は必ず素手で行って下さい。手袋をしたまま調節すると、しっかり締めたつもりでも、ゆるんでいる場合があります。

04 お手入れのポイント

シャフトには雨水や埃がたまりやすく、そのままにするとロックが効かなくなる恐れがあります。山から帰ってきたら、毎回お手入れをしましょう。

  1. シャフトのロックをゆるめ、全てを取り外します。
  2. シャフトを水洗いし、よく拭き取ります。
  3. 日陰に干して、充分乾燥させてください。
!さび止め・潤滑油を塗るとロックが効かなくなりますので、絶対に使用しないでください。

05 あると嬉しい便利な機能

お客様『他に、選ぶポイントはありますか?』 店員『快適なトレッキングをサポートする、便利な機能付きのタイプもあります。ぜひチェックしてください。』 衝撃を吸収! スプリング内臓タイプ 手首や腕への負担を軽減させたい方に。スプリング内臓のショック吸収タイプがおすすめ。 素早く調節OK! フリックロックタイプ ポールの長さを素早く調節したい方に。フリックロック(レバー)タイプならワンタッチで調節OK。 ONE POINT 一緒に使用してさらに疲労軽減! ヒザや腰への負担を軽減させたい場合、機能タイツやインソール(登山靴用の中敷)との併用がおすすめです。