残雪の爺ヶ岳へ~南尾根から東尾根
- 投稿者
-
伊藤 岳彦
横浜西口店
- 日程
- 2011年05月24日 (火)~2011年05月25日 (水)
- メンバー
- 藤沢プラザ店 伊藤 岳彦
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 東京(6:24発)-長野(8:30発)-扇沢(10:15着)-ケルン(11:50着)-爺ヶ岳南峰(17:00着)
爺ヶ岳中央峰(9:00発)-鹿島集落(14:20)-大町温泉郷(15:30着)
- コース状況
- 【爺ヶ岳南尾根】
降雪直後だったこともありますが、柏原新道はケルンから先、まだまだかなりの積雪です。
ケルン手前に「南尾根の入口標識」がありますが、下部は歩き辛そうなので、暫く強引に柏原新道を進んでから南尾根に取り付きました。
ジャンクションピークより下部では、尾根の東側に雪庇のないゆるやかな雪面があります。
随所に赤布があり、ジャンクションピークには簡単な標識もあります。
【爺ヶ岳東尾根】
新雪があったとはいえ、大分雪解けが進み、ジャンクションピーク(1766.9m)辺りから猛烈な藪コギになってしまいます。やはり3~4月が適期ではないでしょうか?
- 難易度
感想コメント
積雪期の爺ヶ岳は、初級のバリエーションルートである「東尾根(適期3~4月)」と「南尾根(適期GW~6月)」を擁し、アプローチにも恵まれているので、北アルプスの雪山入門に最適なコースとして知られています。今回は晴天を見計らって、「あわよくば1泊2日で鹿島槍へ」のつもりで扇沢より入山しましたが、想定外の新雪に阻まれ、思うように行動することが出来ませんでした。
当初下山は赤岩尾根経由で大町温泉郷まで歩くつもりでしたが、距離的に短い爺ヶ岳東尾根を選びました。ある程度の藪コギは覚悟の上でしたが、下部は猛烈な藪コギとなってしまい、かなり体力を消耗してしまいました。
なお残雪期の南尾根は、アイゼンでハイマツを傷つけるケースが問題とされるルートでもあります。登山者としてのモラルを念頭において行動することが求められます。
フォトギャラリー
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