大同心大滝～小同心クラック

大同心大滝でアイスクライミングの練習をした後、沢をつめ、小同心クラックを登り、硫黄岳まで縦走して来ました。

晴天の中、アイスクライミングと岩壁登攀、そして稜線歩きと充実した内容の山行で、
八ヶ岳を満喫できました。
なかでも雪がびっしりと付着した小同心クラックの登攀は実に楽しかったです。
傾斜の強い壁を大きなホールドでグイグイ登れるのでクライミング好きにはオススメです。
ただルートがちょっと短いのが残念です。

氷を登り、壁を登り、最後は頂上に立つ。
もっと大きな山でこんな登山をしたらさぞ楽しいでしょう。
何を目標とし、どこにウェイトを置くのかは人それぞれですが、
ルートの終了点は常に頂上であるのが理想的なクライミングだと思います。

頂上を目指すというシンプルな過程の中で、己の力を振り絞り、また仲間と協力することによって得られる喜びや開放感、達成感は普段の混沌とした生活の中ではなかなか得がたい経験です。
山というフィールドは大きく無限大です。
自分の体力、想像力を自由に思う存分発揮させてくれる大きな懐を持っています。