晩秋(初冬?)の白馬三山縦走

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年10月29日 (水)~2014年10月30日 (木)
メンバー
天候
快晴
コースタイム
1日目
猿倉(110)小日向のコル(130)白馬鑓温泉
2日目
白馬鑓温泉(100)大出原(35)稜線(30)白馬鑓ヶ岳(55)杓子岳(55)白馬岳頂上宿舎の分岐(20)白馬岳(10)分岐(60)岩室跡(70)白馬尻小屋(35)猿倉
コース状況
猿倉から白馬鑓温泉までは概ね快適に歩けるが、所々凍結しているので注意。積雪はほぼなし。
白馬鑓温泉から大出原までは岩場の連続で、積雪・凍結していてスリップに注意。力量・状況に応じてアイゼン装着が必要。大出原付近からは一面にうっすら雪がかぶっていてルートが分かりづらい。雷鳥多い。
稜線は、当日は雪がいい具合だったのでアイゼンなしでいけたが、これも状況に応じてアイゼンを装着すべき。ただ6本爪ぐらいで十分と感じた。ピッケルよりもストックの方が良いだろう。
積雪量は、深い所でくるぶしからすねぐらいまで。
装備は準冬山仕様といったところ。夜はかなり寒い。天気が崩れれば吹雪になるので装備は万全にして望むべし。
難易度
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感想コメント

小屋閉め後の白馬鑓温泉!と、白馬三山縦走に行ってきました。
麓は紅葉も見頃を過ぎたぐらいで、暖かかったり寒かったりと日によって寒暖の差が激しい今日この頃。望む後立山連峰は雪化粧を始めています。

1日目は白馬鑓温泉でのんびり。ひっそりとした晩秋の鑓温泉はまさに秘湯です!
2日目はいきなり岩と雪と氷のミックス。危険個所にはロープや鎖が張ってあるので、岩の乾いたところに慎重に足をのせていきます。吹き溜まりは足が完全に埋まるほどの積雪でした。
大出原付近には白くなりかけの雷鳥に沢山会うことができました。
稜線に出ると風が冷たい!しかしこの日は天気に恵まれ特に危険を感じることもなく稜線散歩を楽しむことが出来ました。積もった雪も暖められていい具合にストップ雪で、12本アイゼンを持ってきたものの結局使わずに済みました。しかし一部急斜面や堅雪はかなり慎重に歩きました。

大雪渓の下りは、ほぼずっとガレ場で、最後の10メートル程度をトラバース気味にわたる程度でしたが、カッチカチなので、面倒くさがらずにアイゼンを装着した方が良いでしょう。また、落石も頻繁に起こっていたので、上部への注意を怠らないように!
この時期の3000m級の山はすでに冬になっています。天候の予測は十分に。力量・装備に見合った山行計画を立てましょう。

フォトギャラリー

鑓温泉に向かいます!

上は白いですねー。

4時間ほどで到着!ちょっと熱めですがいいお湯でした!

夜明け前。

岩と雪と氷のミックス。

稜線に出ました。まずは白馬鑓ケ岳へ。

白馬鑓ヶ岳頂上。ちょっとだけ「えびのしっぽ

杓子・白馬方面

五竜・鹿島槍方面

絶景です。

振り返る。

ここから杓子沢のコルへの急斜面は緊張。

杓子岳、恐ろしい断崖です。

頂上

白馬岳頂上への登り。

頂上

来た道を振り返る

雷鳥も冬の装い。

大雪渓はかなり小さくなってます。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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