「秋晴れの堅破山　奇岩めぐり」

北関東、茨城の水戸から郡山を結ぶ水郡線に乗り、地元の友人の案内で堅破山に行ってきました。
良く整備された登山道、次々と現れる奇岩、山頂展望台からの展望と、低山ながら飽きのこない充実の山旅でした。

水郡線・上小川駅から友人の車で駐車場まで小一時間。
駐車場へは500ｍほどダート道を進みますが、乗用車でも大丈夫でした。
トイレもある駐車場に車を止めて、歩き始めます。すぐに一つ目の奇岩「不動石」が出てきます。不動明王が置かれた石の上からは、水が流れています。次に「烏帽子石」「手形石」「畳石」など次々と現れます。
歩きやすい登山道は、昨日の雨で幾分しっとりしています。それでも、落ち葉がつもった道は、カサカサと音を立てて気持ち良く進めます。
天気が良く、青空が広がり、残っていた紅葉の最後の色を鮮やかにします。

弁天池を過ぎると、立派な仁王門があり、潜り抜けると階段が続きます。
階段を上がりきり、数百メートル進むと「舟石」「甲石」があり、黒前神社に到着します。
お参りをすませて150ｍであっさりと、堅破山の山頂です。螺旋階段の展望台があるので、登っておきましょう。
今日は、太平洋の青い色も、筑波山も見えましたが、富士山は分かりませんでした。

山頂から少し進むと「胎内石」があります。そこから来た道をもどり、途中の分岐から本日のメインイベント？太刀割石を目指します。
「太刀割石」は、自然に割れたとは思えないほど、スッパーンと巨石が割れ転がっています。
これを見る為だけに訪れても、満足できます。

「軍配石」「神楽石」を見たら、奇岩めぐりもおしまいです。
せっかくなので15分くらい先にある、「奈々久良の滝」にも行ってみます。
水量が有れば豪快だと思いますが、垂直のナメ滝という感じでした。

ここから、駐車場までは、約20分。のんびり歩きましょう。
低山はのんびりゆっくりが基本です。

紅葉も、奇岩も、滝も満喫の、お勧め低山です。