貴船山 / 京都北山

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投稿者
上田 哲也
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日程
2014年12月19日 (金)~2014年12月19日 (金)
メンバー
北大路ビブレ店:上田
天候
曇り/晴れ
コースタイム
叡山電鉄・二ノ瀬駅~30分~夜泣峠~90分~樋ノ水峠~10分~貴船山(699.8m)~10分~716地点~30分~滝谷峠~45分~奥貴船橋~45分~叡山電鉄・貴船口駅
コース状況
二ノ瀬から貴船山経由で滝谷峠までは、目印も多く道幅の広い登山道で難しい所はありませんでした。(雪山経験者に限りですが…)
滝谷ルートは沢沿いに下るルートで積雪期は足元の石や倒木が見えず、歩行には注意が必要です。
滝谷ルート後半にある滝横の巻き道や崖っぷちの登山道の至る所にロープが設置されており、危険箇所が続きます。地面が見えない積雪時や凍結時の通過にはご注意下さい。

水場:なし
WC:二ノ瀬駅にあり
難易度
Google Map
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感想コメント

京都北山にある貴船山へ行ってみました。

叡山電鉄・二ノ瀬駅を出発してすぐの所にある富士神社の横から入山。2日間続いた強い寒波の影響で駅のホームから積雪がある為、最初からスパッツとストックを準備して出発。駅周辺で積雪5cm。前夜に低気圧が去った後なので無風に近く、気温が0度のわりにあまり寒く感じない。
適度な勾配の山道をジグザグに登って行くと、30分で夜泣峠に到着。先行者の足跡がここで無くなったので、ここから下山するまで誰も踏んでいない新雪状態の山歩きを数時間楽しめました。

ゆるやかな勾配の幅の広い登山道を歩いていくと、大岩の分岐に到着。積雪10cmぐらい。ここからさらに道は広くなり、快適な雪山歩きを堪能できます。出発から1時間ほどで樋ノ水峠への分岐に到着。登りに備え服を調整している途中、迂闊にも手袋を雪の中に落として半濡れ状態にしてしまいインナーだけでは寒そうなので、非常用ミトンを作ってみました。

使用したのは予備のウールのソックスと輪ゴム2本。親指がソックスの踵部分になるようにして手に装着し、親指の内側根元部分と、残りの指部分の2箇所を輪ゴムで固定すれば完成!血行不良にならない程度に輪ゴムを軽くとめるのがポイント。緊急時にオススメのアイテムです。

濡れた手袋を体温で乾かすため服の中に入れ、樋ノ水峠へ向け道幅の狭い左の山道を登っていく。気温はマイナス1度でしたが無風状態なので、軽く汗ばむ程度。非常用ミトンの具合は大変良く、親指の根元を輪ゴムで固定した事でストックを掴む事ができ、残りの指部分は隙間が少なくなって結構暖かかったです。ウールのソックスは非常に便利!!

積雪量は常時20cmぐらいになり、足下の様子が分からない所は、摺り足で探りながら歩くようにする。地図に無い分岐があり、歩きやすそうな道は直進、歩きにくそうな道は右手に…。地図から判断して歩きにくそうな道を選択し、急斜面をトラバースするような格好で進んで行くと、40cmぐらいの雪の吹き溜まりに遭遇。一瞬間違いかと思ったものの、その先は通常の山道となり、樋ノ水峠に到着。斜面を直上して、貴船山の山頂へ。三角点あり、展望なし。積雪15cm。気温マイナス1度。風がなくて大変快適。

古い地図に載っていたルートで山頂から716地点まではショートカット。山頂部には石積みのケルンあり。そのまま北上を続けて滝谷峠へ向かう。樹間から景色が見えそうな所がありましたが、ガスが発生していて何も見えず。30分で滝谷峠に到着。積雪20cm。木立の隙間から魚谷山方面が見えました。

滝谷は沢沿いのルートに雪が積もっており本日最大の難所となりました。前半は雪で見えない石や倒木に足を取られるので、半ば摺り足気味で歩行…。後半はロープを張り巡らした滝の巻き道や、崖っぷちの足場の悪い道が続きますが、雪が積もっていると足元の状態が分からないので通過には最大限の注意が必要です。
奥貴船橋に下山後は、雪に佇む貴船神社を経由して叡山電鉄・貴船口駅まで歩きました。

フォトギャラリー

きらきら輝く雪の空

山小屋風の二ノ瀬駅

モノクロームの世界

夜泣峠

幅の広い登山道

景色が…

さらに幅の広い登山道

結構積もっています

非常用ミトン!

ストックも握れます!!

急斜面のトラバース

貴船山の山頂

貴船山

何でも芸術作品に見えます

ケルン

ガスが出てきました

幻想的な空

滝谷峠

魚谷山方面が見えます

ロープを張り巡らした道

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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