八ヶ岳 阿弥陀岳 ~岩稜バリエーション入門!阿弥陀北稜を行く!~

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投稿者
大島 幸
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日程
2015年02月16日 (月)~2015年02月16日 (月)
メンバー
友人:もっさん、たあたん
計3人
天候
快晴、弱風、気温高め
コースタイム
美濃戸口(50分)美濃戸(125分)行者小屋(100分)草つきの急登下部(20分)岩峰基部(45分)阿弥陀岳(210分)美濃戸口舟十字分岐(50分)別荘地登山口(15分)美濃戸口
コース状況
美濃戸口~行者小屋:トレース明瞭。
阿弥陀北稜:トレースな居場所も。基本的に跡がある程度。岩峰は初心者がいる場合ロープ確保を。巻き道もあり。
御小屋尾根:摩利支天付近滑落に注意。分岐までほとんど膝から股のラッセル。トレースがはっきりないとこの時期はシンドイ。
難易度
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感想コメント

去年からの目標だった阿弥陀北稜へ行ってきました!

八ヶ岳山荘の仮眠室(2000円布団暖房あり)で仮眠をし深夜3:00出発。空が白み出す頃行者小屋へ到着しました。
装備を整えて、いざ行かん!
下から見る限りでは上部は風がありそうだと感じましたが終始弱風微風の好コンディション!
こんなんで登ったと行ってもいいのだろーか(´・ω・`)

行者小屋からジャンクションピークに繋がる尾根に経験者もっさんの案内で取り付き登るのだが
トレースは雪で埋もれて膝くらいの深さをモフモフしながら登ることに。
1時間半くらいかけて 太陽の温もりを感じながら草つきの急登に到着。
傾斜はそこそこあり所々固い場所もあったりしますが手足の置き場は豊富でした。が足を滑らすともちろん滑落。気は抜けません!

さらに続く岩峰。ひとつ目の登り出しが緊張を感じる登りになりました。正面左手側の溝を登ったのですが手が少なく私のレベルではコレ以上だと楽しめないなぁ。怖さが先行してしまう。そんな感じでした。ベントタイプのピッケル2本使うと少し楽だそうです。
これは無理!と思ったら巻き道に逃げる勇気も必要です!

続く岩場は手足の置き所が豊富で高度感はややありますが手前のに比べれば楽に登れました。
登りきるとちっちゃいナイフリッジを抜け広く傾斜の緩んだ斜面を少し登ると そこは阿弥陀岳山頂!
快晴、弱風微風、太陽ぬくぬく!と最高!さらに北アルプス、南アルプス、中央アルプス、妙高、谷川、苗場山、駿河湾に筑波山!!!と360度の大展望(ノ´∀`*)すばらすぃーー!
ご褒美いただきました!素晴らしかったです!楽しかった!

下山は御小屋尾根を使うことに。摩利支天付近は痩せて緊張感を感じ、急登部を降ると股から膝のラッセルが延々と下部まで続きました。
正直、北稜よりも疲れました( ̄□||||!! 文三郎経由南沢のがはるかに下山できたでしょーなー。失敗。

阿弥陀北稜 八ヶ岳の岩稜バリエーション入門として名が知れていますがやはりバリエーション 普段岩稜をあまり歩かない私には敷居は低くは無いと感じました。
ピッケルとアイゼンを的確に使用できることが最低条件。それに加えて簡単な岩の登高技術は必要なルートです。
ですので初心者のみの入山は控え経験者同行の下、楽しんでください。
ヘルメットの着用、必要装備の選定、天候判断は抜かりの無いように!

フォトギャラリー

阿弥陀岳山頂!快晴で暖かかったです!

行者小屋付近で空が明るくなってきた。

阿弥陀岳に日が当たり始める。さぁ、行きますよ!

一つ目の道標を中高方向へ入っていき適当なところで取りつきます。

ジャンクションピーク付近。

岩峰が見えてきました。

岩交じり草交じり。時々固いので注意。

いい天気だ!条件良すぎ!!

岩峰。正面は我々には無理なので少し横から。

それでも油断はできません。

岩峰2ピッチ目。正面から行きます。ホールドは豊富。

2ピッチ目登りきった後。

間もなく山頂です。強そう。

到着!

喜びを表してみた。

北アルプスがよく見える。素晴らしい。

そして下山。摩利支天付近。ちょー怖い。両側切れ落ちています。

慎重に通過しましょう。

御小屋山先の分岐。ここまでしんどかった。

あ、カモシカ!別荘地内で会えました!!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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