春を待つ霊仙山(りょうぜんざん)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年03月21日 (土)~2015年03月21日 (土)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
榑ヶ畑登山口→10分→山小屋かなや→5分→汗ふき峠→13分→大洞谷源頭→65分→八合目・お池→20分→経塚山→16分→霊仙山→19分→霊仙山最高点→20分→西南尾根の途中<お昼ご飯>→31分→霊仙山最高点→21分→経塚山→11分→八合目・お池→41分→大洞谷源頭→10分→汗ふき峠→4分→山小屋かなや→9分→榑ヶ畑登山口
※歩行時間:4時間55分
コース状況
全体的に雪融け後のぬかるみが激しい。
特に5合目から7合目にかけての急坂は滑りやすく注意が必要。
7合目から山頂で残雪あり。
※西南尾根は残雪が多く、ルートが不明瞭な個所がある。雪庇にも注意。

【登山口】
米原ICから榑ヶ畑登山口までの間にコンビニはありません。
また、榑ヶ畑登山口にトイレはありません。
JR醒ヶ井駅が最後のトイレ。
難易度
Google Map
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感想コメント

霊仙山(りょうぜんざん)は滋賀県米原市と多賀町にまたがる標高1098m(三角点は1083.5m)の山。
鈴鹿山脈の最北端に位置しており、向かいには伊吹山がそびえています。
山頂はカルスト台地で、白い石灰岩が織りなす面白い景色を見ることができます。
春には花も美しく、2時間半ほどで山頂に登ることができとても人気があるのですが、高温・多湿期はヤマヒルが出てくるので夏はなかなかあまり快適ではありません。

先日、伊吹に登ったときに向かいに見えた霊仙。
そろそろ雪も融けて、福寿草も咲いているかなぁと思って行ってきました。

榑ヶ畑(くれがはた)登山口から霊仙山の頂上を経て、西南尾根のお花を見て周回して戻ってこようと計画していたのですが、汗拭峠~落合間が土砂崩れのため通行止めとなっており、ピストンとなりました。

榑ヶ畑登山口の駐車場は10台ほどしか停められないので朝早く出発。
6時半に登山口に着くと2台しか停まっていませんでしたが、12時に登山口に戻ってくると、駐車場はいっぱいでした。

5合目までは緩やかな登りです。
5合目から急坂になり、やがて樹林帯を抜けて景色が良くなります。
が、雪融けで地面がドロドロのぬかるみで滑り、登りも下りも難儀します。
そして、ゲイターと靴がものすごく汚れます。
これは雪融けシーズンの登山の宿命ですね。

7合目まで登ると平坦になり、石灰岩が点在する面白い景色を楽しみながら山頂に向かいます。
この景色は関西の山にはないですね!
雪はかなり融け、ところどころに残雪が残っている状態です。
風も暖かく、山は春を待っている感じですね。

少し春霞がかかっていましたが、山頂からは伊吹山が美しいです。
福寿草を探そうと、少し西南尾根まで足を伸ばしてみましたが、今回歩いたところでは見つけられませんでした。

今日の霊仙山では鹿の足跡と糞、そして実際に群れで走る鹿の姿をかなり多く目にしました。
福寿草をはじめ、その他の花が食べられてしまうのがとても心配です。

フォトギャラリー

経塚山から霊仙山の頂上を望みます

榑ヶ畑(くれがはた)登山口から廃村を通って出発。この雰囲気は嫌いではないです

5合目までは緩やかな登り

5合目~7合目は急登。樹林帯を抜け、景色が広がります

坂を登り切ると、開放的な風景が広がっています

気持ちよく歩けます

8合目のお池。まだ雪に覆われています

草が朝露に濡れてキラキラ

石灰岩の奇岩が目を楽しませてくれます

9合目、経塚山のあたり。岩だらけ

経塚山から伊吹山を眺めます

いい景色です

霊仙の山頂へ向かいます

霊仙山の山頂。1083.5m。三角点がここにありますが、最高点は向こうのピークです

やっぱり伊吹山が美しい

山頂から南側。鈴鹿の山並みが見えます

霊仙山の最高点です。1098m

西南尾根。少し歩いてみます

完全な青空ではありませんでしたが、空がきれいでした

ぬかるみで靴がドロドロに…。春山の宿命ですね

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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