3月中旬の九重連山テント泊 ~2日目・坊がツルから大船山、雨ヶ池越経由長者原~
- 投稿者
-
酒井 健
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2015年03月16日 (月)~2015年03月17日 (火)
- メンバー
- 福岡パルコ店 酒井 パルコ店アルバイト 宗 太宰府店アルバイト 小橋
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 17日:坊ガツル<80分>段原<35分>大船山山頂<30分>段原<60分>坊ガツル<40分>雨ヶ池越<60分>長者原
- コース状況
- 大船山登山口から5合目間、日蔭も多いので早朝時は凍結している個所あり。土が被り分かりにくい個所もある。溶けている部分もあり荷重をかけると踏み抜く場合あり。
5合目から段原間、凍結個所有。ザラメ状個所もあり、端に足を置くと膝下まで踏み抜くことがあるので注意。
段原から山頂間、しっかり雪あり。早朝時は凍結しているので滑り台状態。6本爪必要。
- 難易度
感想コメント
2日目
決して珍しいことではない。まあ想定内の話だ。だから寝坊ごときで心は乱れない。隣で一心不乱に朝食の準備をしている嫁に爽やかに言った「おはよう」が気に食わなかったのか「寝過ぎ!寝坊!」と怒られ珈琲の準備を頼まれる。寝坊はお互い様なのにと思いながらドリップ開始。朝食はホットドックとリゾット。山にしてはなかなか贅沢だ。
夜中の気温は0℃を下回っていたが、朝6時過ぎで4℃。それほど寒くない。それにしても今日は昨日とはうって変わってド快晴だ。いや~清々しい。
朝食を済ませ、出発を30分ずらし、サブザックに荷物を詰める。準備をしている時に、昨日"三俣山"で会った女性が通り過ぎていく。どうやら"大船山"に行くようだ。
彼女が入山してから約30分後に、我々も出発。ゆっくり登り体を馴染ませる。陽が当たりにくいのか思った以上に雪が残っている。それが凍結し場所によってはとても滑りやすい。6本爪があると楽だろうと考えているうちに五合目に着く。ソフトシェルがすでに暑い。2枚で十分。
もちろん凍っている個所もあるが、部分的にザラメ状の個所もあり歩きやすい。しかしあまり道の端に足を置くと踏み抜いてしまうので注意だ。それぞれが思い思いの歩幅で注意して登り、ようやく"段原"に到着。段原には先に登っていた彼女と三度ご挨拶。時間的に山頂から戻ってきたのだろう。そのつもりで山頂の様子をきいたら、「凍結により途中で引き返した」と言う。それは残念という思いと同時に、気が付いた。我々も持ってきていない・・・軽アイゼン。チーン。
やってしまった。テントに置いてきた。すっかり忘れてた。しかし無いものはしょうがない。無いなりに登ろう。ダメなら我々も引き返せばいいだけだし。そしてこれも何かの巡り合わせ。もう一回チャレンジするか彼女に確認したら「行く」ということで、ここからは5人で出発。
平坦な個所はさして問題ないが、傾斜になるとなるほど凍っている。が、カチンコチンというわけでもないので踵で表面を削りながら登っていく。思いのほか時間が掛ったが、徐々に岩がしっかり出ていて足場も階段状になり登りやすい。そして、ド晴天のなか無事に"大船山1786m"に登頂。
「気持ちが良い」の一言に尽きる。快晴無風で貸切山頂。最高だ。何故か毎回"大船山"だけはこの状態である。山頂から見下ろす"御池(オイケ)"は凍結状態。久住山の山頂も今日は気持ちいいだろう。"御池(ミイケ)"はもう溶けたのか?次は久し振りに"由布岳"に登ろうか。などなど360度の大展望を満喫してしまう。だから気が付くと山頂に1時間近くいるのだ。ふふふっ。
今日も例外なく"山頂マッタリ満喫モード"を全開でできたことに感謝をし、毎回訪れる悲しいかな下山を開始。そして登りよりもより慎重に下り"段原"まで戻る。そこから一気に"坊がツル"まで下る。
テントを張りっぱなしで行けるので、戻ってきた頃にはしっかり乾燥していることが本当にありがたい。サクサクっと撤収し、パッキングを行う。予定が合ったので彼女も一緒に"坊がツル"を出発。"雨ヶ池峠"経由で"長者原"へ向かう。
さて次はいつ頃来るかな。
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