南八ヶ岳 主稜線縦走 硫黄岳~横岳~赤岳
- 投稿者
-
大道 哲哉
グランフロント大阪店
- 日程
- 2011年08月17日 (水)~2011年08月18日 (木)
- メンバー
- 明石大久保店 大道と友人2名
- 天候
- 曇り・霧時々晴れ
- コースタイム
- 1日目: 美濃戸山荘(50)堰堤広場(70)赤岳鉱泉(100)赤岩の頭(20)硫黄岳(15)硫黄岳山荘
2日目: 硫黄岳山荘(50)横岳山頂(60)地蔵の頭(10)赤岳展望荘(40)赤岳山頂(30)地蔵の頭(60)行者小屋(100)南沢経由 美濃戸山荘
- コース状況
- 美濃戸山荘から赤岳鉱泉までは沢沿いを難なく登れます。
赤岩の頭から硫黄岳山頂まで足元が危ない岩場がありますので注意。
硫黄岳山荘から横岳までの鎖場が霧で濡れており注意が必要でした。
横岳から赤岳展望荘まで梯子や鎖場があります。 霧で濡れているので滑りやすくなっていました。
赤岳展望荘から赤岳山頂までの岩稜は落石注意です。
地蔵の頭から行者小屋までは急な下りが多いので慎重に(鎖、梯子あり)
北沢、南沢ルーと共にアブやブヨが多いので虫除けスプレーは必携です。
- 難易度
感想コメント
南八ヶ岳の人気コースの硫黄岳~横岳~赤岳を満喫してきました。
下界は晴れていましたが、山の中に入ると濃いガスがかかっており視界はイマイチ。
コースタイム通りに赤岳鉱泉に到着。 ここで軽い行動食を取り赤岩の頭まで順調です。
晴れていればここで一気に視界が広がるのですが… ほとんど何も見えません。
気を取り直して硫黄岳山頂に到着。 風が強く、体温をどんどん奪っていきます。
爆裂火口は何とか見ることができましたがすぐにガスが上がってきます。
諦めて硫黄岳山荘に向かう稜線上で僅かな時間だけ赤岳が雲の中から姿を現しました。
ほんの数十秒の事だったので登山者達は一斉にカメラを構えていました。
硫黄岳山荘に向かう砂礫地ではコマクサの群生がそろそろ終演を迎えるかのごとく可憐なピンクの花を精一杯咲かせていました。
翌日は濃い霧がかかっており先がまったく見えない中のスタート。 おまけに強風です。
霧の中気が付いたら横岳山頂 奥の院まで来てしまった…という感覚でした。
霧で岩場が濡れいて注意しないとスリップして危険です。
赤岳展望荘に着いた時、僅かながら青空が見えてきましたが赤岳山頂に着いた頃はまた霧の中。
期待していた赤岳山頂からの富士山は残念ながら見られませんでした。
晴れたりガスったりの繰り返しの中、赤岳展望荘まで戻り地蔵尾根を下りました。
ここも急な勾配のため鎖場や梯子が要所にあります。
同行者は鎖場で手が滑ったとの事でした。雨の日は勿論、霧の細かい水滴は要注意です。
行者小屋で少し遅めのランチのあと、南沢ルートを快適に下りました。
美濃戸登山口に帰ってきて、ふと見上げたら赤岳が木々の間から労ってくれました。
霧には悩まされましたが雨に降られることも無く比較的快適な山行でありました。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。