石鎚山【愛媛県】~表参道から光を信じて~
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2015年09月25日 (金)~2015年09月25日 (金)
- メンバー
- 天候
- ☁/☀
- コースタイム
- 西之川(90分)石鎚神社成就社(50分)試の鎖分岐(15分)夜明か峠(10分)一ノ鎖(10分)ニの鎖小屋(15分)弥山・石鎚神社(10分)天狗岳(100分)ロープウェイ山頂成就駅
※かなり急ぎ足で登っています。
- コース状況
- 【西之川~石鎚神社成就社】
とにかく退屈なスギの植林地をひたすら登ります。標高差約1000mあります。
【石鎚神社成就社~弥山】
階段が多くとても整備されてます。整備されていても、木の階段や鉄の階段はスリップしやすいです。
この間に4つの鎖場があります。どの鎖場も迂回路があるので、初心者の人や高所恐怖症の人は絶対に無理しないでください。
【弥山~南尖峰】
狭い稜線上、もしくはササに覆われた道を歩きます。
高所恐怖症の人はかなり肝を冷やす道になっています。
※私が訪れた日は平日のロープウェイが運行する前に山頂にいたので登山客はほとんどいなかったですが、土日はロープウェイや鎖場は混雑が予想されます。
特に鎖場が渋滞をする場合や高い所が苦手な人は巡回路を行った方がいいです。
- 難易度
-
感想コメント
四国も紅葉始まっています!!
ということで西日本最高峰の石鎚山(1,982m)に行ってきました。
今回はもっともポピュラーな表参道側から登りました。当初予定では土小屋へ高知県のいの町側から向かう予定でしたが、よさこい峠~土小屋が通行止めの情報があったのと、前日の大雨であまり林道は使いたくなかったので、表参道から登ることにしました。
13時前には駐車場に戻ってきたかったので、始発が8時30分と遅いロープウェイは使わず、ロープウェイ乗り場より500mほど進んだ西之川登山口から頂上を目指しました。
このルートは成就社に行くまで、とにかく長いスギ植林地をひたすら登ります。途中廃屋や石垣があり、昔ここにあった営みの歴史を感じる以外退屈なので、時間に余裕があればロープウェイで上がるのが無難です。
まだ人気のない石鎚山成就社を横目に山門をくぐり登山口に入ります。八丁坂という20分ほどゆるやかな下りを経て、あとは山頂まで標高600mほど登ります。
途中試の鎖や一軒茶屋を経て、夜明峠(よあかしとうげ)に着くとようやく石鎚山の全容が見えます。この辺りから木も色づきはじめ、北斜面はもうすぐ最盛期といったところでしょうか。
そして、噂には聞いていた一~三の鎖。侮っていました。
かなりの高度感とともに足場を見つけるのが結構大変。しかも前日の大雨の影響でかなり滑りやすい状況。雨の翌日は特に注意が必要なのと、高い所が苦手な人は絶対巡回路を使用するべきです(試しの鎖と三の鎖は早く頂上に行きたかったので巡回しました)。
石鎚神社と山荘がある弥山(みせん)に近づくと、雲海が広がり、360°見渡せました!まず二ノ森縦走路方面の展望がよく見えます。
そして弥山神社を過ぎると、ようやく石鎚のシンボル天狗岳の岩峰が目の前に登場!思った以上に近くにあるんですね。
雲海に隠れていましたが、ちょこっとだけ瓶ヶ森(かめがもり)も見えました。すっきり晴れていればこっち側の縦走路も素晴らしいと思います。
せっかくなので天狗岳にも行ってみました。岩壁ギリギリを歩けるのでスリルが味わえます。まさに引き込まれそうとはこのことです。
天狗岳に到着すると、今度は南尖峰が目の前に鎮座します。
そのまま東稜基部まで行って二の鎖小屋に戻ろうと思いましたが、思った以上に踏み跡が薄いのと、時間が迫っていたので、ここで来た道を戻りました。
帰りの大嫌いな下りはロープウェイを使って快適下山。90分かけて上がってきたのが虚しくなる快適さでした。
自然の中で秋を感じられるようなるとさらに山が面白くなります。
コサメビタキやエゾビタキといった秋を象徴する鳥がよく見られます。
花の時期は終わりに近づいていますが、リンドウやヤマジノホトトギスなど今の時期ならではの花もいまが見頃です。
紅葉祭りが10月4日~11月3日に開催されるようです。期間中は混雑しそうですね。
どこの山域にも言えますが、例年よりも紅葉の見ごろは確実に早いです。紅葉登山を予定されている人は1週間ぐらい早く見込んだ方がよさそうです。
登り始めから絶望的な曇天と、どのサイトを確認しても明るい兆しがない天気予報でしたが、山頂付近にたどり着くときは必ず晴れると信じて登りました。
頑張って下から登ったご褒美かな(笑)
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。