退かぬ!媚びぬ!省みぬ!身延山・七面山 修行走

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年11月29日 (日)~2015年11月29日 (日)
メンバー
天候
快晴
コースタイム
種目:ロングコース 36km?        
累積高低差:5,400m!
記録:5時間34分58秒
総合順位 58位
男子総合 50位/341人
コース状況
【スタート~身延山奥ノ院】
登山道というより参道を登ります。途中にいくつかお寺を通ります。標高1,153mの奥ノ院が第1エイド。

【身延山奥ノ院~第1関門】
林道を問答無用で下らされます。走りやすいですがスピードが出ます。

【第1関門~七面山敬慎院】
4.4kmを約1,100mひたすら登ります。最高点が1,714mの七面山敬慎院です。寒い!
お坊さん2人が「エイドはーあっちです!」ってノリノリでやってます。

【七面山敬慎院~第2関門】
標高1,200mを6kmで一気に下ります。ここは普通にトレイルなので岩や根のトラップだらけです。転倒しない方がおかしい!

【第2関門~ゴール】
最初はロードを登って、赤沢の集落から林道になります。登り切ると感井坊があり、また久遠寺まで林道、そこから数百mロードです。ここで力を出し切りましょう。

■エイドが充実しています。コーラ、オレンジジュース、バナナ、まんじゅう、ポテチetc
あまり行動食は持っていかなくても大丈夫です。
■七面山の登り途中に、ウィンドブレーカー以上のシェル携行確認があります。
■寒いです。私は終始極薄のシェルとビーニーとグローブをして走りました。特にスタートと敬慎院に近づくにつれ寒いです。
■友人は下りで爪をやられ、ゴール直後「こんなレースもう出ない!」と言っていました(笑)下りは激ヤバです。
難易度
Google Map
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感想コメント

帝王に逃走はないのだー!!
トレランのお話です。

36キロの距離で累計標高差5,400mという圧倒的な高低差の身延山・七面山 修行走に挑戦してきました。名前の通り身延山と七面山の修験道をひたすら登り、ひたすら下るドMなレースなのです。

少数精鋭の大会なので、上位は到底無理ですが、なんとか5時間台、50位前後を目指して走りました。
結果は男子の部50位。最近のレースの中では上出来の内容でした。

もう冬と言っても過言ではないこの時期に7時40分スタートなので寒い!
気張って満足レース運びができたことがないので、最後尾からスタート。久遠寺の山門を撮影していると、スイーパーにも抜かれる始末・・・さすがに出遅れ過ぎ。

登りは得意なので、いつの間にか40位ぐらいにいました。しかし下りが大の苦手なので、みなさんとてつもなくスピードが出ていてついていけません。特に七面山敬慎院からの標高差1,200mの激下りは下りの得意・不得意が顕著に出る場所でどんどん抜かれ、仕舞には転倒してしまい、あわや走れなくなるぐらいのこむら返りに陥りました。
トレランは転倒しない技術も実力の内ですね。

こんなドMなレースですが、終始楽しい展開でした。コーラやまんじゅうやおしるこなどエイドも充実していますし、身延山と七面山という地にふさわしくお坊さんが応援してくれるので楽しいです。
お坊さんも含め12月間近で気温も低い中、コースで先導してくれるボランティアの方には頭が下がりますし、催しを盛り上げようと住民の方の応援はとても暖かったです。

公式には36kmですが、GPS値では40kmを記録しました。時計を当てにしてはいけないのか、はたまた本当は40kmあったのか・・・

女性ランナーが強すぎる・・・
優勝タイム3時間56分。早すぎます・・・(優勝は大学の先輩の大瀬さんでした)

フォトギャラリー

スタート・フィニッシュの会場。

レッドブルカーと身延山の異色コラボ。

開会式。お坊さんが安全祈願をしてくれます。

スタート直後の久遠寺の山門。まさかのスイーパーが前にいる状況(笑)

終始林道とロード率が多いです。

身延山からの景色。

第1エイドの身延山奥ノ院。

身延山から下っている途中の風景。

これから這い上がる七面山。

第一関門の羽衣。ここから1100mの登り。

登りの途中、ありがたいお言葉が点在。

登りきると富士山が目の前に!

七面山敬慎院の名物お坊さん2人。

白峰三山が見えたので余裕の撮影。

久遠寺の山門の前で記念撮影。

今回のルートと高低差。よくやりきったと思います。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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